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2025年東北大学 教育学研究科 『東松島長寿味噌×矢本東小学校』
2026/01/12
新年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
年明けですが、昨年の12月に時を戻します!
先月、東松島市立矢本東小学校4年生対象の総合学習『「東町島長寿味噌」のヒミツを探ろう!』が実施されました。
2回目を数えるこの授業は、東北大学大学院教育学研究科 准教授の劉 靖先生、一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)が取り組む「教育資源バンクプロジェクト」事業の一環で、AOBAは元となる企画をさせていただきました。
2024年の1回目では放課後の①事前授業、②工場見学を2日に分けて実施、さらに③それらからの学びとSDGsとの関係を考える授業を後日実施したので計3日で完結した内容を1日で実施することになりました。
ということは、朝が早かった・・・「まだ夜だよね?」と思うほど真っ暗な東北大の川内キャンパス集合。
劉先生と先生役の東北大生を乗せた車が市内を抜ける頃、朝日が昇り、その後も順調に東松島市へと走ります。
かなりの時間的余裕を持って小学校に到着。朝日が眩しく清々しい空気がいっぱい。
控室で過ごしていると授業を行うクラスから代表の児童が迎えに来てくれました。
1時間目は1クラスを東北大生1人が担当して東松島長寿味噌工場見学前の授業です。日本の味噌の歴史、味噌文化、そして東松島長寿味噌の特徴まで。
にこやかにハキハキと授業を進める東北大生の皆さん。
普段から口にしている東松島長寿味噌は、材料を厳選する拘りがあり、麹菌も職人さんが手ずから作り、とても丁寧に仕込まれたものであることを認識してもらいました。
授業が終わると工場見学を前に今の時点で質問したいことをまとめていました。
小学校からバスで10分ほど移動。この距離に東松島長寿味噌の工場があるということも地域の教育資源として好条件ですね。
2クラスを3台のバスに分乗。東松島市が所有するバスは事前に予約すれば課外授業で使用できるそうで毎年、大活躍の模様。
1クラスが(屋外から)工場見学へ、もう片方のクラスは「試食」と直売店の見学・・・そして、入れ替え。
東松島長寿味噌の皆さまは、見学対応を快諾して下さり、その上、「美味しい!!」と大好評の”味噌こんにゃく”の試食までご用意いただきました。感謝申し上げます。
案内役の後藤工場長から味噌の材料(3つ)を質問されると、すかさず声を揃えて答える子供達(事前授業の賜物ですね)
3つとも大正解だったけど、子供達から「あと”職人さんの愛情”もでしょ??」と付け足された後藤工場長が「そうだね!これから材料の4つ目として紹介することにします」とほほ笑む場面もありました。
この仕込みの大切な時期、お忙しいところ、工場の職人さん、事務所の皆さん総出でご対応下さり、誠にありがとうございました。
お見送りを受けて、小学校へ戻ります。
当初、タイムスケジュールで見学後~給食までの時間が時間も読めず、少々空白地帯でした。
そこで劉研究室の留学生の登場です!
2名の留学生が自己紹介、出身国の味噌(的なものも含む)、材料や製造方法、それを使った料理を教えてくれました。
また、海外の小学校の時間割、通学や給食事情、放課後の遊び・・・日本と全く違っているところもあって興味津々な様子。(私もとても面白かったです)
この時間は国際交流、国際理解という位置づけでスライドをご準備いただいておりましたが、まさに食べ物や学校生活などの身近な話題は、広い世界の文化の違いを受け入れる出発点になりそうですね。
子供達に混ぜてもらい楽しい給食の時間を過ごし、午後の授業のテーマはSDGsです。
事前授業の学びと味噌工場見学の中にはSDGsに貢献している事柄が数多く存在しているのではないか?と発問があり、まずは、先生役の東北大生の考えが発表されました。
その後、グループワークとなり、まずは各自調べたことや分かったことを出し合い、グループの意見としてまとめていきます。
東北大チームは、昨年の振り返りで、このグループワークの進め方が「難しかった」という声があったため、今回は導入部を丁寧に、発問にも工夫をした模様。
ちょっと話し合いが硬直気味かな?といった雰囲気のグループに声がけする劉先生。
その後、グループごとに発表してSDGs授業は終了しました。
発表の中で大人が唸った視点があって「味噌の発酵を促す際に材料と麹菌、麹菌同士の”パートナーシップ”であると考える」というもの。
帰りのバスの中で、あれは小学生の柔らかい頭であるからこそ、浮かぶ考えだね!と振り返りがありました。
教育者を目指す東北大の学生さんは終始、楽しそうに児童と向き合っていて「とても良い意見をありがとうございます」「その考えは素晴らしいね!」と優しく声をかけていた姿が印象に残りました。
東松島長寿味噌をテーマにして、事前授業⇒工場見学⇒留学生による国際理解・交流タイム⇒給食⇒SDGs授業と教育現場に一日、ご一緒させていただき、誠にありがとうございました。
国際理解・交流の時間も含めて、パッケージ化が完了した感があるこのプログラムのさらなる地域展開を目指して参ります。