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桜の名所に鎮座する社~櫻岡大神宮~
2019/02/27
皆さんこんにちは。
日中の寒暖の差が激しい毎日ですね。
暖かい時は10℃前後となり、寒い時は氷点下から2℃前後。
こうも気温差が激しいと、体調を整えるのも一苦労です。
ピークは過ぎたようですが、まだまだインフルエンザの時期です。
お身体ご自愛ください。
さて、「仙台の桜の名所」と言うと皆さんは何処をイメージしますか?
榴ヶ岡公園・三神峯公園・西公園などなど、様々な場所が浮かぶと思います。
そこで、今回は桜の名所として知られる「西公園」に鎮座する、櫻岡大神宮(さくらがおかだいじんぐう)をご紹介したいと思います。
御祭神は、天照皇大神(あまてらすおおかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)他、16柱です。
櫻岡大神宮の前身は、仙台藩初代藩主である伊達政宗が伊勢神宮より分霊を勧請し、1621年に「神明宮」として祀ったのが始まりで、元々は荒巻(現在の仙台市青葉区荒巻)に鎮座していたそうです。
明治2年には、社格が村社になり、「荒巻神明社」に改称されています。
仙台藩第4代藩主、伊達綱村の頃から、藩主継承時には必ず参詣する慣例が作られ、仙台藩内の有力な寺社の一つであったとのこと。
明治4年の廃藩置県で仙台藩が消失し、後ろ盾を失いましたが、翌年(明治5年)に商人が後ろ盾となり、広瀬川を望む現在の西公園内に遷宮され、現在に至ります。
明治8年に、社格が県社に列格されたのを機に、櫻岡大神宮に改称されました。
遷宮当時、周辺の土地は仙台藩の有力家臣の邸宅が立ち並ぶ場所だったそうですが、藩の消滅や士族の没落によって、料亭・公園・芝居小屋などの観光・娯楽施設や学校などに転用されていったそうです。
ちなみに、櫻岡大神宮の門前にある源吾茶屋 (げんごちゃや)は、遷宮当時から営業しているお店です。
鳥居をくぐり、橋を渡って本殿に繋がる参道を歩くと、右側に社団法人日本和装士会 宮城県支部から寄贈された「針の碑」があります。
毎年2月8日は「針供養の日」です。
折れた針を供養して神社に収めると裁縫が上達すると言われています。櫻岡大神宮でも、2月8日には針供養が行われています。
そういえば、櫻岡大神宮の近くには裁縫学校やファッション系の専門学校がありますね。学校の名前は忘れてしまいましたが・・・・・。
また、境内内(本殿右側)には、歳徳神(としとくじん)の社があります。
歳徳神はその年の福徳を司る神様で、近年ブームになっている「恵方巻」の恵方とは、この歳徳神がいる方位を指すのだそうです。
(写真を取り忘れてしまいました・・・・。)
ちなみに今年の恵方は東北東でしたね。
桜の名所として知られる西公園に鎮座する櫻岡大神宮。
訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、西公園と改称される前は「桜が丘公園」と呼ばれていたそうですよ!!
次は桜が満開の頃に行ってみたいと思います。綺麗な桜の写真を撮影しに。
それではこの辺で
後藤