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岩手県八幡平~うつろう竜の瞳、息吹宿る季節~

2021/07/04

6月も末、梅雨空の仙台を出発して、東北自動車道を青空が広がる北へ北へ。

向かうは岩手県の八幡平。

盛岡を通過して松尾八幡平ICを降り、一段と緑の濃いゲレンデを抱き眼前に迫る岩手山の大きさに驚きながら、八幡平アスピーテライン(※アスピーテ:楯を伏せたような形の火山を示す名称)を八幡平山頂まで一気に登ります。


道沿いに生い茂る樹木は北国を代表する”白樺”・・・に姿が似ているけれど、木肌が少し茶色。

”ダケカンバ”という八幡平で最もよく見る樹木が密生しています。

シュッとした印象のブナ林とは様相が異なってフリルのような葉が賑やかな雰囲気を醸し出しています。


八幡平の山頂入口にほど近い駐車場を利用して、少し登ると八幡平山頂レストハウスや国立公園八幡平の展望地があります。

やや雲がかかっていますが、日が差すと、みるみる暗緑色と鮮緑のコントラストが映え、山々がなだらかに連なる眺望。



レストハウスすぐ前の道路を渡ると山頂や見どころ満載の散策コース入り口があります。

ゆっくり歩いても2時間くらいの散歩になりそう。


背丈の低い植生地に石畳のようなキレイな石の道が伸びています。


看板の指し示す方向に進み、ほどなく到着した「鏡沼」

楽しみにしていた「ドラゴンブルーアイ」がすぐそこに!

5月下旬~6月上旬の限られた時期に積雪量や雪融けの状況、気象条件によって鏡沼の様子がまるで”竜の目”の様に見える奇跡の自然現象です。

福島県の一切経山”魔女の瞳”に続く目玉シリーズ、第二弾。

(今回はちょっと時期が過ぎてますが)残雪に透き通る水色がなんとも神秘的。


さらに進むと、早速、『八幡平山頂 1613メートル』

”平”というだけあって高低差がなく櫓が設置されていました。


櫓の上には文筆家で登山家だった深田久弥さんの「日本百名山」の一文の石碑がありました。


ここまでの道中、よく見かけたのは八幡平全域において鮮緑色のダケカンバと二分する暗緑色の針葉樹 ”オオシラビソ(アオモリトドマツ)”

下枝は冬季に雪に埋もれるため四方に枝が伸び、上枝は極寒の風にさらされるため生長が遅く、全体的に枝付きが片側に片寄るため風向きが分かるそうで

立ち姿が両腕を下げて手のひらを立てているキューピーさんみたい。


ゆるやかに歩を進めていくと、大小様々な池や沼が点在する一帯で最大の面積を誇る”八幡沼”の姿が!

周囲1.5km、木道が整備されている湿地帯では、実に様々な高山植物が迎えてくれました。

たくさんの植物に出会えたので次回、お目にかけますね。




平地では初夏ですが、ここにはまだ残雪があり、雪融け水の傍から一斉に沸き立つ春の息吹が満ち満ちています。

胸いっぱいに息を吸い込みたくなる、絶景かな!


木道の終わりにはちょっとした登りがありますが

ちょうど一周まわって山頂レストハウスへ続く山際からは、左手の一番奥に岩手山の姿を臨むことができます。

進行方向、直近にはピラミッドのように存在感のある畚岳(もっこだけ)

遠くは秋田県の駒ケ岳、もっと見通しが良い天候であれば、山形県の月山や鳥海山まで見渡すことができるそう!



八幡平は高速からのアクセスも良く、山頂付近の歩道完備もさることながら、急な悪天候の際に避難できる立派な山小屋や要所要所にトイレも設置されて環境が完璧!

アスピーテラインや山頂レストハウスからの眺望も素晴らしいのですが、是非とも山頂周辺の散策にお出かけ下さい。

季節の花々と心癒される景色に出会えること請け合いです!!

 

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