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どこコレ?~思い出と地域の記憶が集まる場所~

2019/06/12

友人がSNS上で“勝手に応援している”と「どこコレ?-おしえてください昭和のセンダイ」のことを話題にしていた。

NPO法人20世紀アーカイブ仙台とせんだいメディアテークが主催し、2012年から続いているというこの取り組み。

チラシには・・・

“市民のみなさんから写真提供を受け、保存活動を行っています。

しかし、せっかくの貴重な写真も場所や年代がわからなければ資料として活かすことができません。

不明な写真を展示公開し、市民のみなさんの情報により確定するイベント「どこコレ?」を 開催しています。

知っている情報をお寄せください。”

とある。



 

 

 

 

 

 

会場のメディアテーク7階に展示されている写真の中で「ここ、知ってるっ!」という風景があれば、情報をメモした付箋をつけて教えてあげるということ。

なるほど!

3世代家族とか、同級生と一緒に見たら、これはさぞかし盛り上がるだろう。

情報提供を必要とする写真は、【新規コーナー】、引き続き情報を募集している【継続コーナー】に分けられている。

そして「どこか」が分かると、【確定コーナー】で展示される。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上は確定された写真。「ミルクスタンド」にまつわる様々な思い出。

付箋には、高齢のご家族の方に聞いた情報を若い世代が代理で記入したものや、亡き家族が語っていた思い出話の記憶から呼び起こされた情報があったりもする。

たった一枚の写真が、あたかもつい最近のことのように、色鮮やかによみがえらせてくれる。

私たちは、その景色をただ思い出せないだけで、決して忘れてはいないのだ。



 

 

 

 

 

 

付箋を見ていると、とても楽しい。

恐らく知らない人同士の付箋上のコミュニケーションも面白い。

時にはツイッターなどのSNS上で大議論が展開されることもあるようだ。

今この瞬間に見える風景も人の営みも、振り返れば「歴史の1ページ」なのだ。

ほんの数週間前に歩いた一番町のアーケード。

今日歩いたら、ぽっかりと空地がある。

「前、ここってなんだっけ??」とどうにも思い出せないことがしばしば。

お店なのか、ビルだったのか、忘れてしまった”それら”に申し訳ないような、悲しい気持ちになってしまう・・・。

 

ところで、冒頭のSNS発信の友人はというと、大学の先生で、歴史資料や古文書の研究者。

江戸時代に書かれたような、和紙に流麗なニョロニョロ文字が連なる古文書を扱うのだから、当然ながら当時を知る人はもはや存在しないわけだ。

古文書と写真。

「貴重な写真も場所や年代がわからなければ資料として活かせない」という、この催しの意義について、友人は大いに共感しているのかなと思う。

そして、自分の講義に来る学生には、地域で行われるお祭りなどの開催チラシを配って参加を促して、学生達が新たな「地域の“記憶保持者”」となるように努めている。

この「どこコレ?」の会場では人々が集って記憶の共有をする。

自分の記憶を次世代のために預けることができるとは、本当に素敵な催しだと思っている。

6月30日まで開催中。

☆仙台で生まれたこの手法は、いまや全国各地でおこなわれているようです。

どこコレ?-おしえてください昭和のセンダイ

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