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仙台歴史探訪~銭形不動尊を訪ねて~

2019/06/06

皆さんこんにちは。

本格的な夏はまだ先だというのに、連日暑い日が続いていますね。
北海道では37℃を記録したとか。
今年はもしかすると異常気象なのかもしれませんね。

季節の変わり目は体調にも影響します。
どうぞお身体ご自愛ください。

さて、今回は青葉区花壇にある「銭形不動尊」をご紹介したいと思います。



この「銭形不動尊」は、仙台藩主伊達政宗公が仙台藩のお金(仙台通宝)を作る際にどんな形にしようかと考えていたところ、お不動様が現れ、こんな型にした方が良いと教えてくれたので、その型を石に彫って銭型を作りました。その後、その銭型が不要になったので、反対側の面にお不動様を彫り、青葉山が見える花壇の地にお宮を作って祀ったものです。



大正10年頃まではお宮があったそうですが、壊れて川に流され、お不動様も川に落ちてしまったそうです。

その後、広瀬川に堤防を作るときに川から引き揚げ、花壇川前丁の現在の場所に安置されたそうです。



現在は彫られたお不動様を見ることはできますが、石垣に張り付いた状態なので、仙台通宝の銭型は残念ながら見ることが出来ませんが、仙台通宝は古銭として親しまれているようです。

仙台通宝 Wikipediaより


また、この銭形不動尊には不思議な言われがあるとのこと。

現在、安置されている場所から上流の常盤丁の不動尊(現在の仙台市民会館周辺)では、水害などが起きるたびに人命を失うことが多く、反対に銭形不動尊付近では流れ着いた人を救い上げたり、水死者を引き上げることが多いことから、銭形不動尊は別名「人助け不動」とも呼ばれ、今でも信心する人が参詣に訪れているそうです。

銭形不動尊は、正面には青葉山が見え、その下には広瀬川が流れており、長閑な場所にあります。

不動尊近くは住宅地となっており、駐車場等はありませんので、公共交通機関を使って訪れるのが良いかと思います。

銭形不動から青葉山ぞ望む



緑溢れるこれからの時期は近くの史跡等も含め、散策するには丁度良いのではないでしょうか?



銭形不動尊の場所はコチラです。



 

それではこの辺で。

後藤

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