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「Open Villageノキシタ」~軒下でつながる小さなまち~【その2】

2019/10/07

今年5月にオープンした宮城野区田子西の”共生型複合施設”

「Open VIlleageノキノシタ」

此度は、特徴的な機能を果たしている「コレクティブスペース」について。

ここは常駐のスタッフさんがおられる。(通称・コレジョ)

突然、お邪魔したにも関わらず、とても気さくにお話をして下さるので、いろいろ教えていただきました。

 

開放バツグンの入口から、まず目に飛び込んできたのは、部屋の中に組み立てられた“ジャングルジム”と“ボビン”の棚。
“ボビン”は「さをり織り」のもの。
スタッフのお一人“りつこさん”は、『世界でいちばんカンタンな手織りもの』を謳っている「さをり織り」の作家さん。
常時、機織り機が3台あり、りつこさんが出番の日であれば教えて下さるそう。
曰く、「首に巻く位の長さなら、2時間もあれば織れます」
何故か繊維以外の・・・木の小枝?が横糸に使われているアーティスティックな試作品が。
発想は自由とのこと。
ボビンの数は250個を超える。
(使いこなせるかは別として)
色の種類がたくさんある絵具や色鉛筆セットを見た時の興奮がよみがえる。

ジャングルジムは南三陸産の木材。木の香りも優しく、なめらかな手触り。

 
大人が登っても、もちろん大丈夫!
しかも“組んでバラせる”。
製作されたのは「木工房 瑞」さん。
注文家具製造の傍ら、このジャングルジムをはじめ“組んでバラせる木工教材”をツールとして、中学生等に日本古来の木組み伝統構法を伝える活動にも取り組んでおられる。
そして、奥には台所と小上がりの和室があります。
古美術店からやってきた仙台箪笥や幕末~大正時代のお皿や小鉢などの食器が並び、出番を待っている。
ここのスペースにおいてあるものは、つくり手さんから直接購入できるものがほとんどで、ちゃんと店名や連絡先が一枚のペーパーにまとめてある。

 

そして、そして! 図書スペース。

まだまだ本棚は空いておりますが、作業が途中な訳ではない。

コンセプトは、これから皆で“作り上げていく図書館”、だから。

 
作り上げていく過程のアイディアの一つとして、“ビブリオバトル”という書評ゲームがあるそうで・・・

人におすすめしたい!と思う本を持ち寄り、すすめたい人達がプレゼンテーションを行う。そして、参加者が一番読んでみたい!と思った本=「チャンプ本」が棚を埋めていくということも。

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さて、コレクティブスペースについて、スタッフさんが仰るには・・・

ここの空間をのぞいた方々は、自分自身が「こんなことをしてみたい」とか、友人・知人を思い浮かべて「○○さんに、こんなことしてほしい」とか、様々に妄想するらしい。

しかも、台所や和室、図書室・・・それぞれの場所に「コト」、「モノ」、「ヒト」を充てていくから妄想は無限大。

その妄想を聞くのが面白くて、時には頼もしく感じるそう。

運営側として、継続していくには自分一人が色々と背負うのではなくて、皆に話して少しづつ力を貸してもらって、作っていけばいいのだと実感するそうです。

関わる方々の妄想こそが、新しい種になり、ノキシタの活用と継続を「自分の事とする」第一歩。

ここには、人の手わざで以って生まれたモノや、愛着を持って集められた品物、人の掌で愛でられ幾時代かを経た道具達がそこかしこに鎮座しており、私たちに妄想のヒントやインスピレーションをくれる。

 

地域が大家族のように暮らせるまちづくりを目指す、チャレンジの場として誕生した「Open Villageノキシタ」

まずは見渡せるところ、手の届く範囲から、願いとする世界を実現してほしい。

世代間、障害の有無、時にはマイノリティの垣根も超えて、新しい価値観が生まれるかも。

そもそも正解なんて存在しないと思うが、地域で作り上げていく、真の共生社会の姿をみてみたいと思う。

何においても一歩を踏み出した人々を、素直に応援したい!

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