NEWS 〈 青葉環境保全 〉からお知らせ
発表会終了!「自然環境調査をもとに”オリジナル環境情報図”を作成してみよう」
2021/11/15
2021年11月14日(日)に青葉山の東北大学環境科学研究科本館において
令和3年度子どもゆめ基金助成活動事業
体験活動プログラム「自然環境調査をもとにオリジナル環境情報図を作成してみよう」2日目 発表会 が開催されました。
当初の開催日は8月末、あと1週間のところで、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言発令により延期・・・
そんな事態も乗り越えて、今日という日を無事に迎えることができたこと。
延期開催にも応じて下さった参加者の皆さまと保護者の皆さま
そして、全面的な協力をいただいた株式会社エコリスの皆さまに厚く御礼申し上げます。
発表会には、10月17日現地調査に続き、『東北放送 Nスタみやぎ』に取材を頂き、現在、以下のリンク先から(11/20まで)放映内容がご覧になれます。
http://www.tbc-sendai.co.jp/01news/fr.html?id=00013396
朝の会場、静かに参加者の到着を待ちます。
今日は”調査員”として9名の高校生、エコリスから8名の皆さま、そして、高校生が所属する学校の先生と参加ご希望の保護者の方、ゲストの方がいらっしゃいます。
今回のプログラムで重要な役割を果たしたのが、現地調査結果をもとに完成した
「環境情報図」これは世界に1つだけのものです。
今日はここで記念写真を撮るつもりで、撮影スポットを設営しました。
さて、9時になり定刻通りに、いよいよ開会です!
主催のAOBAから代表の佐藤が開会の挨拶をさせて頂きました。
第一部は「現地調査結果概要と課題の検討結果の発表」です。
各班からの発表前に・・・現地調査から4週間もの長い間、高校生の皆さんは、宿題や課題に取り組んで下さいました。
その、宿題の添削とご指導をしていただいたエコリスさんを代表して、昆虫担当である細見さんから、リストや学名記載のルール等をレクチャーいただきました。
それでは、各班からの発表です。
はじめに、植物班。
秋に差しかかった10月中旬、花の時期は過ぎていて、ちょっと残念だったと植物班を担当したエコリスの本間さんからコメントがありました。
今回、調査班で指導をいただいたエコリスの皆さまも発表を見守ります。
続いて、鳥類班。鳥の姿を見つけることや写真撮影は難しく、鳴き声での判別もありました。
魚類・底生動物班。
事前に仕掛けたトラップの回収もあり、捕獲量と種類は多く、同定と測定の作業も長時間を要しました。
最後は、1人班で大奮闘だった両生類・哺乳類・昆虫類(爬虫類)班。
大人3人に囲まれて、ある意味、贅沢な活動だった??
公募当初から、何故か希望者が1人しか出なかったのが、私もずっと不思議です。
各班の発表後、会場からの質疑応答と担当したエコリスの調査員の方からコメントも頂きました。
どの班の発表も事務局からの指示以上に、演出をちゃんと考えたり、自分なりに調べた生き物の情報を盛り込んだりと工夫がありました。
課題に対する考察のまとめに関しても、班で前提を仮定した上で検討をしたプロセスの説明や逆に問題提議があったりと素晴らしい発表ばかりでした。
「環境のことは、考えれば考えるほど結論が出なくなった」というコメントは非常に胸を突かれました。
緊張感が漲っていた第1部の締め括りは、エコリスの藤岡健司さんからのレクチャーです。
「ホントは、もう私がお話することもないくらい、皆さん、自然環境のことや環境保全について、考えてきましたね・・・」とのコメントから、お話が始まりました。
さて、後半の第2部は、”現地調査の振り返り”です。
現地調査では、4班に分かれてそれぞれのフィールドで調査を行ったので、活動記録のためのカメラマンを配置。(それでも追いきれない班もありました・・・)
AOBAの代表と数日間かけて1,000枚を超える名・珍場面揃いの写真から、選りすぐった写真をもとに他の班の活動の様子を伝えます。
エコリスさんの丁寧で温かいご指導の様子がよ~く分かる動画も多数あったのでご披露させていただきました。
会場が広かったので、少しだけ距離を詰めて、笑い声もおこる和やかなひととき。
発表も終えた高校生達、心なしか表情も柔らかいですね。
AOBAの代表がファシリテーターを務めて、時には「どんな状況だったのか?」「どんなことを思ったのか?」とコメントを求めます。
実はこの体験活動プログラムの参加を通じて、将来の進路に役立てて欲しいという趣旨に共感いただいた東北放送の三浦菜摘アナウンサーからご提案を受け
1人の高校生に焦点を当てた特集企画のための取材が同時進行中です。
11月16日(火)の「Nスタみやぎ」での放映が楽しみです!
閉会の前に植物班の女子のみなさんに手伝っていただき、エコリスさんに感謝を込めて記念品の贈呈をさせていただきました!
最後に株式会社エコリスの藤岡健司さんにご挨拶を頂戴し閉会となりました。
今回、調査員として活躍してくれた参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
自然環境を知り、その大切さを理解し、保全について考えることができる高校生として、その経験値は間違いなくトップレベル。
これからどのような進路を目指しても、”環境”人材として大いに羽ばたいて下さい!