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東北ボーリング株式会社 新社屋計画 ~製材・乾燥見学会~

2022/08/04


本日は石巻の株式会社山大さんにお邪魔しております!

東北ボーリング株式会社さんの新社屋計画は、着々と進んでおり

”うわもの”となるZEB仕様の社屋建設に向けて、大事な大事な木材がいよいよ製材(と乾燥)の段階へ。

石巻の森林で行われた「立木見学会」、そして、大迫力だった「伐採見学会」に続き、本日は「製材・乾燥見学会」にお誘いいただきました。


東北ボーリングさんから、この4月に入社したばかりの新人社員の方が参加されております。

このお仕事に就くにあたり、どんな学業を修めていらっしゃるのか?と、お尋ねしたところ・・・「地下水」「都市計画」の分野とのお返事。

「都市計画」というのが意外に思えたので、更に質問。

基礎科目は同じくスタートして、途中から”都市マネジメント”と”実務・技術系(測量等)”に分かれるのだとか!


新社屋に使われる角材は、上の写真の中で一番太いもの。


丸太の断面図だと分りやすいですね!

ど真ん中は”柱”とか・・・部位により、どの建材に使われるのかが決まります。

そして、どうしても余ってしまう”端切れ”となった部分も、コースターなどの実用品として販促グッズに加工されます。(とにかく、手に取ると良い香りに癒されます!)


「では、ご案内します」と広大な木材置き場の中を移動(ふたたび)


社屋の設計を担当されたのは有限会社ササキ設計さん

佐々木社長から、使用する木材の”太さ”や”長さ”について、こと細かにリクエストがあったそうです。

しかも、産地も指定(県内産7割、他もオール東北)されているという、こだわりの特注品ということ。

山大さんに「注文の多いお客さんってことですね?」とこっそり(意地悪な)質問をしたら・・・

「それだけ、こだわり抜いた建物に使用していただくことが、会社として一番、有難いです」と、にっこり。

建材として汎用的な規格サイズも、こだわりの特注サイズも!どちらにも対応できる技術と設備をお持ちの山大さんならではのお返事です。


こちらはオーダー品に対応するための専用の製材工場。


みるみる間に、太い丸太から板に加工されていきます。


こちらは、角材となり、うず高く積まれ、乾燥工程を待っている状態です。

乾燥工程も特注品としての対応があるそうで、乾燥室の温度設定と期間は、通常よりも”低い温度で長い時間”をかけることにより、建材としての強度を保ち、万が一にも”割れ”等の不具合が生じないよう、念には念を入れたそうです。


木材置き場、製材工程など姿形こそ変われど「こちらが東北ボーリングさんの社屋用木材です」と案内されることの凄さ、尊さ。

感動に似た感情が湧いてきて、思わず「記念写真、撮りましょう!」


これらの木は、山の中で”立っている”時も、切り出されたその時も、見学会で様子を見せていただきました。

東北のそれぞれの土地で60年、大黒柱級のものでは100年!の星霜を経た”確かさ”というものは

東北ボーリングさんのこれまでの歴史と相まって、新社屋でこれから紡がれる時を見守り、一層の厚みを醸し出してくれそうです。

見学の終了後、ご挨拶されたササキ設計の佐々木社長の言葉

「被災地から切り出し、製材が行われ、また、立ち上がる」

いつも思うのですが、佐々木社長の言葉は、胸に迫る何かがあるのです。

さぁ、新社屋の完成がますます楽しみになってきました!!

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