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青森紀行その1~弘前観桜会と東北一の美塔~

2023/04/28


初の青森!!!この季節、やっぱり、何と言っても弘前市の観桜会。

しかし、今年の桜前線は、あまりにも足早に北上するので、追いかけるのが一苦労。

桜の見ごろは、例年ならGW期間中なのに・・・早まること3週間?桜の便りに焦りに焦りながらの弘前入りとなりました。


青森らしいリンゴのガードレール、ですが、この日は黄砂の影響で山並みの見通しは霞んで、さっぱり。


さて、弘前城へのアクセスは、車の混雑を避けて、弘南鉄道の石川駅から出発。

なんともいい風情~


「ガタンゴトンっ」という音と左右に揺れる電車の車窓から見渡す限りのリンゴ畑。


天井には、これまた青森を実感させる”リンゴ”のつり革が下がり、郷愁を誘う扇風機もいい感じです。


終着駅の中央弘前駅も観光客の方が写真に収めるほどの昭和レトロ感が満載。

さぁ!ここから、いよいよ弘前城へ。


旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)

弘前城公園にほど近い場所にあり、平成30年度からの整備工事を終えて、令和3年春にリニューアルオープン。

ルネサンス風を取り入れたという建築様式でありながら、どこか和洋折衷の空気が見て取れ、柱等の木材は青森県産の「けやき」建具は「ひば」を使用しているとのこと。


外堀を500mほど歩くと、ひときわ人の集まるエリアがあり・・・ここ弘前城『三の丸東門』から城内へと進みます。


弘前城の呼びものの一つ、外堀の長い歩道脇や園内を埋め尽くすソメイヨシノはすでに葉桜の様相。

城の外・内堀の水面に花びらがいっぱいに浮かぶ風光明媚な『花筏(はないかだ)』も、少し控え目な感じ・・・

とはいえ、今を咲き誇る桜の花は全て遅咲きの種で、八重咲、枝垂れ、濃い紅色の桜もたくさんあって十分に楽しめます。


あちこちでフォトウエディングの撮影が行われており、その様子を微笑ましく見守る観光客の姿も印象的でした。


現在、弘前城は石垣修理事業の真っ只中。

本丸の直下にある石垣の途中がふくらむ「はらみ」が出現したため、地震などによる崩壊を防ぎ、耐震補強工事も行っている模様。

そのために本丸に一旦、ご移動願うわけですが。。。その移動方法に選んだのが、日本古来の手法「曳き屋」

そういえば、数年前、弘前城天守(高さ14.4メートル、総重量約400トンの3層)が、約3か月かけて移動する様子を定点撮影した動画を見た時ことがあり、驚き入ったことを覚えてます。


歴史を紐解くと明治時代にも石垣崩落の危機があり、曳家された本丸。

また元の場所に戻るまで10年という年月を要する予定で、じっと待つのみ。


本丸をぐるりと回ると正面入り口の前は、つづら折りの長蛇の列です。

並ぶと四方は外国の方ばかりで、色々な言語が飛び交っておりますが、枝垂れ桜に癒されながら、和やかに順番待ちができました。

この日本100名城のスタンプラリーは密かなブームなのか。。。数日前、「すでに90か所以上、集めたよ!」という強者にお目にかかったばかり。

曰く、城が好きというよりもスタンプを集めるのが好き!と豪語されてました。

天守などの建造物がない城址公園等でも、このスタンプ企画に参加されているところが多いそうで、一斉に人が動き始めたこの時期、旅行目的の一つになりそう。


人でごった返していた本丸を後にすると、出店が軒を連ねるエリアがあったり・・・


さらに喧騒から離れた場所に、はじめまして!の「ババヘラアイス」の屋台が出現。

ちょっぴり肌寒い日でしたが、喉が渇いていたので、即購入。

ベンチに腰掛けて、外堀の貸ボートで楽しむ人々を眺めながら、食べてみると、リンゴの香りと少し氷感の強い、さっぱり・あっさりの舌ざわりで美味でした。


さて、弘前城址公園から1㌔くらい散歩をすると、突如、大きな塔が現れます。

金剛山最勝院

この寺院の五重塔は、本州最北の国指定重要文化財で、津軽藩創設以来の戦死者を、敵味方区別なく供養するために、寛文7(1667)年に建立されたもの。

東北地方一の美塔との呼び声が高く、垂れ桜との共演で迎えて下さいました。

ちょうど、この時、本来、仁王門の左右に立っているはずの仁王像(阿形・吽形像)が本堂内で特別展示されていました。

実は阿形像の左目が落ちてしまうという事件が起こり、そこから4年もの間

解体修復作業中、御身体の中から、この仁王像が青森県最古のものであることを示す史料が発見されたり・・・

コロナ禍の影響で資金面に苦慮する中、市民の善意や”弘前を見守りつづけて368年。最勝院「仁王像」修復支援”のクラウドファンディング達成などに後押しされて、この春、また最勝院へとお帰りになられたところだそうです。

本堂内では、見上げるほどに大きい仁王像2体を、間近く一周することができ、その全身隅々まで拝見することが出来ました。

コロナ禍の予兆のような事件を経て帰ってこられた仁王様と人の賑わいが戻ってきたと思わずにはいられないこの日、巡り合いに感謝しながら、また、新しいフェーズでの心願成就をして参りました。

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