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山元町いちご狩り~魅惑のいちごワールドと松川浦~

2023/05/14


友人の職場では、福利厚生の一環として、季節折々のレジャーを楽しめる果物狩りや陶器づくり体験などのチケットが抽選でもらえるそう(羨ましい)

この度、毎年、大人気(よって高倍率)の”いちご狩り”チケットを射止めた彼女!

3人分あるとのことで、お誘いがあった時は、もちろん、二つ返事。

『いちご狩り』・・・

まずもって字面が愛らしく、音読すれば思わず”キュンっ”とときめく、なんと魅惑的な言葉であろうか。


当日、良いお天気に恵まれました!

いちご狩りのチケットは、県内、数か所の農園が対象になっていたのですが、いちごと言えば、山元町よね~と行先は満場一致。

仙台から車で海岸線をひた走り、到着したここは『山元いちご農園』

ちょうど園内には、仙台市内の高校生がバス2台で遠足?にやってきたところ。

恐らくコロナ禍以来、久しぶりの行事でしょうか。

管理棟の前でグループに分かれ、賑やかに集合写真を撮影していました。


受付を済ませて、指定されたハウス1号棟へ向かいました。


最初、受付の方から「高校生と一緒のハウスです」とご案内を受けた際には、バス2台分の人数でしょ??と思いましたが・・・

なんのなんの、会場のハウスは衝撃の広さ!

25mプールがすっぽり入るであろう長い畝が端が見えない程、何列もあります。

農園の地図によると、ハウスは10号棟まであるみたい!!すごい・・・

練乳の入ったプラ容器を渡されると、スタッフの方から、向かって右から「”とちおとめ”、”にこにこベリー”、”もういっこ”という品種です」と説明がありました。


もうザンザと生っているピッカピカのいちご達。

(さっき・・・一瞬、人数が多くて足りなくない?と思った自分を恥じました)


一粒が大きい!!でも、次々と大きく熟す時を控えている、この頼もしさ、めでたさよ。

美味しそうないちごを求めて歩き回り、夢中で頬張ること数十分。。。ふと我に返ると、一緒に来た友人とはすっかり別行動になってました。


さっきから、ハウス内のあちこちから聞こえる高校生達の悲鳴

その理由はハチ。。。ハチさん、いや、ハチ様!

この世界からハチがいなくなったら、こんなに美味しい”いちご”どころか、食物は私たちの口に入らない。

病原菌などの関係で今は違っているかもしれませんが、前に環境経済学の先生から、海外からの女王バチ輸入に頼っている養蜂の現状を聞いて、ビックリしたのを思い出しました。


”いちご”で幸せな満腹になりつつ、気づくと、元気に飛び回るお仕事中の「クロマルハナバチ」を追いかけていました。

花から花へと、レンズを向けられてもお構いなし、背中を丸めて、無心にせっせと蜜を集めている姿の有難いこと、可愛いこと、健気なこと。

日々、生態系サービスを享受している我々にとって、なくてはならない存在です。


いちご狩りの他、特に計画していたことはなかったのですが、遅めのランチを目指し県境を越えて、福島県相馬市の松川浦まで足を延ばすことにしました。


松川浦は福島県唯一の潟湖。

震災前から、十数年ぶりかな。。。本当に久しぶりに訪れました。

キラキラと光る湖面の穏やかな表情と広やかな景色は解放感いっぱいで、大きく伸び~

順番待ちができる食堂は水産会社の直営店で、その名も「たこ八」

友人が写真を撮りながら、赤いセーター姿に「タコみたいだね~わざと?」と・・・(いちごだっつーねん)


とても珍しい!と思った”ヒラメ”の「なめろう丼」、しかも、イカフライまでついて驚きの安さ。

本日のランチメニューで、最後の1食は、じゃんけんで負けてしまい友人が食すことになりましたが・・・

味見させてもらったところ、なめろうとは言え、プリプリ肉厚のヒラメであることがしっかり分かるほど。

他のメニューも豊富すぎて、こんなに悩むか?ってくらい注文に時間がかかってしまいました。

とんでもない数の種類から好きなミニ丼を2つも選べる定食でじゅうぶんに地物を堪能できました。


ここ相馬と言えば、重要無形民俗文化財の『相馬野馬追』

約400騎もの本物の騎馬武者が集結、平将門の軍事演習がはじまりとされ、一千年以上も続く神事。

今年はコロナ禍前の完全開催に戻り、7月29日~31日に催される模様。

武家、家臣団の子孫が代々受け継ぐ甲冑に身を固め、戦国さながらの武者行列や日ごろの鍛錬による乗馬技術を駆使して疾走する勇壮無比な姿を楽しみに全国からファンが集まることでしょう。


太平洋の黒潮と親潮がぶつかる海域に相馬沖と松川浦を擁し、豊富な種類の海産物が獲れる良質な漁場として知られる、この一帯。

水揚げされるそれらは、特に『常磐もの』と呼ぶ、福島県が誇る一大ブランド。


その格別な海鮮、加工品と食堂のグルメを求めて『浜の駅松川浦(相馬復興市民市場)』には、たくさんの人々が押しかけている模様。

お天気に恵まれ、土地の絶品達に舌鼓を打ち、車窓にはのんびりとした里山や海の景色が流れ、おしゃべりも弾む、良い休日となりました。

そうそう、料理自慢の友人2人と一緒だったので、丸森町と山元町の産直市場ものぞきましたが、お目当てのタケノコだけは入手できず・・・

「完売」の看板の前で立ち尽くす我々に、お店の方が朝採れものは、朝10時(遅くとも11時まで)には来ないと手に入らないと教えて下さいました。

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