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東北工業大学『AiR研究所』~愛あるAiを創造~
2019/08/29
今年、東北工業大学に11の「プロジェクト研究所」が設立されました。
その中の一つ、「AiR(アイアール)研究所」の活動に外部メンバーとしてお声がけいただき、民間企業の立場で参加させていただくことになりました。
防災・減災技術、医工学・健康福祉、地域・地場産業振興という幅広いミッションを担う研究拠点となります。
「AiR研究所」
代表:鈴木郁郎准教授 (電気電子工学科 医工学・バイオ系)
この研究所の立ち上げにより、同学が保有する研究シーズの発信、異分野融合による研究体制の構築と強化が図られることになります。
さて、先日、「AiR研究所」代表、鈴木郁郎先生のお声がけにより、キックオフミーティングが行われ、弊社代表と出席して参りました。
まず、鈴木先生からプロジェクト設立の趣旨、今後の展開とそれに向けたディスカッションのポイントなどのご説明がありました。
「AiR研究所」の名称は、
“Ai「愛」、AR「ある」、Ai「エーアイ」を創造する”
という意味が込められているそうです。
AI技術が急速に生活に浸透しつつある中、“愛のあるAI”というネーミングは、「AI=機械的な冷たさ」をイメージしがちなので、安心感とともに期待感も膨らみます。
学内からは10人を超える先生がお見えになり、早速、ご自身の研究内容や実績、関心のあることなどについて、プレゼンテーションが続きました。
お話を伺っていくと、医療・介護・福祉分野において必要とされていたもの、人のコミュニケーションや教育に関するもの、生活に楽しさを与えてくれるもの等の開発に携わった先生がたくさんおられることに驚きました。
プレゼンテーションの後は、グループディスカッションです。
研究と企業をつなぐ窓口である東北工業大学“地域連携センター”のコーディネーターの方々に交わり意見交換行いました。
そして、グループごとにまとめたものを発表。補足コメントも皆さまにお伝えいたしました。
東北工業大学は、この11の「プロジェクト研究所」設置により、今後、企業ニーズへの対応や地域の課題解決に向け、産学連携活動を通じて、大学のシーズの社会実装を推進していくとのこと。
企業として、自社の課題の洗い出しはなかなか難しいもの。
現状の把握だけに留まってしまうこともしばしばで、これが現実かもしれません。
大学(外部)へニーズを伝えるなど、大変ハードルが高いことだと感じますが、日頃感じる違和感、繰り返し起こる困った現象やなかなか回避できない事態を一度、“口に出してみる”ことや同じ悩みを共有する方々との”場”が必要なのではないかと感じます。
問い合わせの専用のメールフォームもありますので、関心がある方はコンタクトが可能です。
東北工業大学 プロジェクト研究所