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『自然環境調査体験プログラム2024』終了!(その2)

2024/07/06


今年は魚類の仕掛けや川岸から魚類のトラップ回収作業を見学をするいつもの河川エリアが人の背丈を超える草でおおわれておりました。


前日のトラップ設置&下見の時に相談しあって、河川全体の水位も相当低いことから、定置網や延縄は、もっとずっと下流域に仕掛けることになり、全員での見学は出来ず。。。


班活動が始まると魚類・底生動物班は、ベース基地から対岸まで車で移動、草地の端まで歩き、そこから河川域に入って行くことになりました。


写真だけど、私も初めて見る景色。


かなり下流の方に向かったみたいで、別班にまじって林道散策をしていた際に、魚類・底生動物班の姿が木々の間から遠くにチラチラと見えていました。(上の写真の向かい側から見えていたということですね)


はえ縄には、大きなナマズがかかっていた!


結果、”川の主”級のナマズが2匹もかかりました。

連れて帰った午後の観察の時に歯を触らせてもらいましたが、荒い砥石の様な手触りで、雑食だというのもうなずけます。

ざらつく歯は一方向に鋭いため、方向を間違えると指の腹の皮があっという間に細かく傷つくくらい。


オイカワの雄は、この時期、特有の婚姻色。まるで宝石のような輝きが美しい。


小さな魚も、底生動物もガザガザ網で粛々と捕まえて行きます。


と、笑顔で何かを手渡される参加者・・・


コレハイッタイナンダ??


正解はこちら!


河川活動を終えてベース基地へ、三々五々、他の班も帰還しており、恒例のタッチプールタイムです。



その中で同定、測定、野帳への記載を進めていきます。


と、ちょっとした事件が起きた模様。

底生動物を入れていたタッパーが落下したようで・・・


なにせ爪の先ほどの小さな生き物なので、地面に顔をくっつけるように探す先生に思わず参加者も同じようにしゃがんで目を凝らしています。


午後のエコリス社内では、持ち帰った生き物をアクリルケースに入れて測定、観察を行いました。


魚類が一通り終わる頃・・・裏で底生動物をせっせと仕分けています。


タッパーの蓋にそれぞれ3種類づつ小さな生き物が置かれており、好きなものを選ぶように促され、おずおずと手を出す皆さん。


河川調査のハンドブックを渡されて「では、種まで落としてみましょう!分かったら私を呼んでね」


通称:スパルタ同定タイム

電子顕微鏡をのぞき込み、ハンドブックとにらめっこ、たまに質問も挟みながら、すぐに同定は完了した模様。


これが、参加者が見ていた生き物の一つ。

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