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【開催案内】よみがえる仙台城大手門の金具たち ー速報「梅津幸次郎コレクション」の再発見ー

2024/07/18


最近、TV各局・新聞等で報道されている「仙台城大手門の金具」の発見のニュースはご存じでしょうか?

この夏(7/20~8/25)『仙臺緑彩館』を会場に、個人宅から発見された仙台空襲で焼失した大手門の焼け残った金具(釘隠しなど)の実物が展示されます。

この金具たちは、仙台市の蒐集家であった梅津幸次郎氏が保存していたものを、東北大学災害科学国際研究所(災害人文社会研究部門 歴史文化遺産保全学分野)の准教授 佐藤大介先生が民家に眠る史料を調査する活動の中で、昨年秋に発見したもの。

以前、AOBAのブログで同研究室と市民ボランティアの皆さんが取り組む、古文書のレスキュー活動について、ご紹介させていただきました。

「宮城歴史資料保全ネットワーク」~保全は人の力~ 

期間中は『展示(入場無料)』、『史料のアーカイブ作業(データ化)の実演や説明(詳細は下記)』、そして、8/3(土)午後に梅津幸次郎氏コレクションの発見・解読を進める佐藤大介先生の「”速報”講演」、ゲストを迎え”個人コレクションを通じた仙台の歴史伝承と町づくり”をテーマとした『トークイベント』も開催されます。

この機会に仙台の歴史と歴史に触れる体験をしに緑彩館にお越し下さい!

以下、開催概要など記載いたします。—————————

仙臺緑彩館 ライブラリー展示「よみがえる仙台城大手門の金具たち ー速報「梅津幸次郎コレクション」の再発見ー」

2023年秋、仙台市内の民家から3箱、16点の金具を発見。箱の一つには、1945年7月10日の仙台空襲で焼失した、旧国宝・仙台城大手門の金具であることが記されていました。現存する記録との照合により、これらの全てが、実際に仙台城大手門に使われていたものだと判明したのです。

焼け跡から金具を回収したのは、仙台市の収集家だった故・梅津幸次郎(1903〜77)でした。河原町の有力な商家に生まれ、1920年代から50年代にかけて、仙台・宮城の歴史や文化に関わる古文書・書籍、書画など、約2万点の史料を収集していた人物です。それらが約70年ぶりに再発見され、金具も日の目を見ることになりました。

今回の展示では、仙台城大手門金具の実物を展示するとともに、「梅津幸次郎コレクション」形成の背景、戦前の東北大学の学者たちとの交流、東日本大震災での被災文化財レスキューや東北大学での講義を通じた再発見のいきさつなどについて速報します。

日時|    2024年7月20日(土)〜8月25日(日)午前9時〜午後7時

会場|    青葉山公園 仙臺緑彩館 ライブラリー 入場|    無料

内容|

◎史料の展示:仙台城大手門の金具(数点)、生活道具、歴史刊行書籍

◎写真・パネルの展示:仙台城大手門の全景、梅津幸次郎の肖像など

関連イベント|「古文書アーカイブ体験」

市民参画アーカイブの一環として古文書の記録作業にご参加いただけます。予約不要、展示会場へ直接お越しください。

日程 ❶ 7月31日(水)❷ 8月10日(土)❸ 8月18日(日)❹ 8月21日(水)

❸ 8月18日(日)❺ 8月25日(日)

時間 ❶❹ 13時-19時 ❷❸❺ 10時-17時

参加 無料 | 対象 どなたでも

同時展開|

ライブラリーの一角にある文化財コーナーを、今回の展示に合わせ、「発見された大手門の痕跡」などに展示替えします。

同時開催|青葉山エリアマネジメント主催トークイベント「仙臺歴塾」

本展を監修した研究者による講演会と、個人コレクションのアーカイブに取り組む団体や学生がその魅力を語り合う座談会。歴史ビギナーの方でもお気軽に参加いただける内容です。予約不要。

日時 8月3日(土) 13時-16時

場所 仙臺緑彩館 交流体験ホール

参加 無料

主催=東北大学災害科学国際研究所

共催=歴史文化資料保全ネットワーク事業東北大学拠点

青葉山エリアマネジメント

後援=仙台市教育委員会(予定)

協力=株式会社青葉環境保全 文化事業部

お問合せ先

|展示内容に関すること|

東北大学災害科学国際研究所 歴史文化遺産保全学分野 准教授 佐藤 大介

Tel. 022-752-2143 Mail. daisuke.sato.e2@tohoku.ac.jp

|イベントに関すること|

青葉山公園 仙臺緑彩館 Tel. 022-266-1651

 

 


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