NEWS 〈 青葉環境保全 〉からお知らせ
開催御礼!「いきもの観察キャンプ in みちのく公園 2024」その1
2024/08/05
7/27(土)~28(日)に、国営みちのく杜の湖畔公園「里山地区」において、自然環境体験プログラム「いきもの観察キャンプ in 国営みちのく杜の湖畔公園」を開催。
2年目も無事に終了致しました!
告知通りの雨天決行イベント(よほどのことがない限り)
この2日間、時間帯により大雨予報もあったけど、それでも予定したプログラムは全て終えることができました。
ひとえに、みちのく公園「里山地区」という管理の行き届いたフィールドがあり、子供向けの活動も安全に行えるからこそ実現できたこと、心から感謝いたします。
1日目、朝の集合時間に参加者の皆さんが到着するとオリエンテーションからスタート。
講師の株式会社エコリスの皆さん、参加者の皆さんに自己紹介をしてもらいました。
植物、鳥、両生類・爬虫類・哺乳類、魚、底生動物、昆虫の専門家の皆さんが来てくださいました。
同様のイベントを昨年は9月に開催しましたが、やはり昆虫好きのお子さんの参加が多い傾向だったので、今年は“甲虫”が狙える7月の時期に計画しました。
有難いことに、エコリスから昆虫のプロが2名も来て下さいました。
里山地区の東側入口へ移動を開始!
参加者は、昨年に続き2回目のご家族&新規の方は昆虫 “大” 好きのお子さん、いわゆるガチ勢が2名いらっしゃいました。
移動中、まず、挨拶がわりの“捕虫網”談義に花が咲きます。
ほどなく哺乳類の調査地点へ着くと自動撮影カメラについて説明がありました。
このカメラは仕掛けてから1週間、何が映っているのかは・・・明日のお楽しみ!
さて、最初のミッションは、ネズミ等の小さな哺乳類を捕獲するためのトラップ設置です。
※ 事前に宮城県へ鳥獣捕獲許可申請を行い、実施に必要な許可をいただいております。
トラップは1人、2個ずつ渡され、組み立てた後、目印のリボンに設置者の名前を書くことに。
どの辺りがいいのかなぁと、自分のトラップの2つの場所を離したり、近づけたり。
「お!いいところ、上手だね!」と褒められていたSくん。
見れば、居心地が良さそうな木の根元、落ち葉のカモフラージュも見事で、これは期待できそう。
続いて、昆虫トラップの設置。
ライトトラップは、今夜予定しているサーチライトや白布を使う方法ではなくて、一晩設置しておくタイプ。
灯火に集まる虫以外の “地上をはい回る昆虫” には、落とし穴式のベイトトラップ。
みんなで穴を掘って、カップを埋め込んだり、薬を入れたりしました。
明日の成果を期待しながら、トラップ設置が終わり、散策再開。
少しだけ登りもあるし、雨後の道は滑りやすい箇所もあるから、声をかけあって頑張ろう!
朝からの雨がちょうど止んで、日光が差してくると、あちこちから鳥の鳴き声が聞こえてきます。
散策コース終盤は池での採集、森林もぐんと水辺が近くなると王者然とした空中を滑空するオニヤンマの姿も!
散策のゴール地点が見えてきました。
ちょうど「エコリス2班(採集班)」が現場を引き上げるところ。
昨年も同じ運営体制でしたが、実は参加者の引率メンバーとはべつに、別働隊として採集班がいて、散策開始と同時に分かれて活動しております。
これは、参加者の皆さんに「自ら生きものを見つけて・捕まえる体験をしてほしい」、そして「より多くの生きものを見せてあげたい」という思いからです。
エコリスの引率班と採集班で、採集・捕獲した生きもの情報をさらっと共有。
その後、参加者に水辺の “ガサガサ” 用の網とバケツを渡すと、
採集班は、観察するための会場(タッチプール)の設営のため小野分校へ引き上げて行きました。
午前の散策の締めくくり、いざ!“ガサガサ” へ。
水辺はぬかるみだけど躊躇なく入り、足場を固めるHくん。
網の扱いも慣れているし、確認のために覗き込む姿もなんか美しい。
こちらは二度目のご参加をいただいたご兄弟、さすがに良いポジションで網をふるう頼もしい姿です。
朝の自己紹介では、恥ずかしがっていた紅一点のAちゃん。(2日間、みんなのアイドル的存在)
そろそろ終わるよ~と声をかけたら、意を決したように木道から下へ降りて、小さな網を水の流れに入れていました。
さて、どんな “生きもの” が捕まっているのか?これから集まってくるのか?
これからお昼を挟んで、その成果をみんなで見ていきます。