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開催御礼!「いきもの観察キャンプ in みちのく公園 2024」その2

2024/08/07


1日目午前の散策、トラップ設置や採集を終えてお昼を食べている間、すっかり準備が整った小野分校「生きもの観察特設会場」


魚、両生類、爬虫類、底生(ていせい)動物たちが、ズラリと並びます。


今日は水辺の生きものがメインの日なので、魚類からスタート。

ヒゲの数や顔つきが見分けるポイントのドジョウ。

(この前の樽水で会えなかったヤツ。会えて良かった)


続いて、底生動物。
水中や水辺に暮らす貝やエビ、カニ、水生昆虫などです。

水中に生きる生きものには、水の流れがあるところには石などにくっつくもの、逆に水の流れがゆるやかなところには泳ぎが得意なもの、川底の砂や泥などに潜って暮らすものがいます。

水質の良い・悪い環境により、暮らす生きものが違うので、調査では「指標」になるみたい。

大きなトレイには、小さな小さな生きものが、すでに名前付きでスタンバイ。

身体が小さい上に、名前も長ーいものが多いのですが、専門家が同定してスラスラと書いていく様子には驚くばかりです・・・

「触ってみていいよ~、噛むけど、そんなに痛くない」と笑顔・・・

小さくて、変な “生きもの” と紹介されていました。


タッチプールの時間は、お子さんが本当に楽しそうで、周りの大人も思わず笑顔。


両生類と爬虫類は、アカハライモリやカナヘビ、カエルなど、お馴染みの生きもの達です。


昨年も来てくれたご兄弟や “生きもの” 慣れしている男の子達に囲まれる未就学児のAちゃんは、気がつけば、いつも最前列。

お兄ちゃん達を真似て、積極的にたくさん触れあっています。

記録写真には目をキラキラさせた表情がたくさんありました。


大きなカメラを首からぶら下げて参加していたHくん。

みちのく公園で度々ある生きもの探しイベントの先生が、このキャンプのことを紹介してくれたそうで初参加となりました。

また、カメラを貸してくれたそうで、手慣れた所作でピントを合わせて撮影していました。


Hくんが、大好きなクワガタも捕れて、カゴから取り出すと並べて熱心にシャッターを切っていました。

被写体のクワガタの動き(威嚇)がシンクロしていて面白かった。


後ろから、ひときわ大きな歓声があがり、何かと振り向いたら、エコリス昆虫の先生が飼育しているアオダイショウの “アオちゃん” が登場!

クネクネと手首や腕に絡む姿は、なんとも不思議な動き。


ヘビが人間になつくのか?は、分からないけど、人馴れしている様に見えて、とても大人しい性格みたい。

何より、これだけ近くで見ると、身体の色や模様が複雑、かつ、とてもキレイ!

顔もツヤツヤで可愛い!!


ここでも写真撮影が止まらない模様。


中には、触れ合うことが出来ないキケンな生きものもいます。

そのキケンな生き物が、どんな姿形、特徴があるのかも学ぶことはとても大切です。

*****

今日、観察予定だった種の説明が一通り終わると、夕食・夜のライトトラップまで一休みしてもらうため、里山地区から宿泊地 エコキャンプみちのくへと移動を開始しました。

とはいえ・・・コテージの周辺でも外に出て、元気に生きもの探しを行う姿が見られました。

コテージの中では、自作の標本を見せ合っていた様で、その後、スタッフのコテージに訪れて「標本を見て下さい!」と誘いにきたKくんとHくん。


まじまじと見て、自分の知っている虫、そうでない初めて見る虫、
いろんな方向へ話が飛んで飛んで・・・
お母様たちも傍観することなく、とてもエキサイティングな空間と化していました。

 

雨が激しめに降ったり、止んだりを繰り返す中、ライトトラップの実施可否も気になるところ・・・

でも、その前に腹ごしらえ。

(個人的に)今年の夕食メニューは、目玉の一つと考えておりました。


地元の新鮮な野菜をふんだんに取り入れ、養豚&加工も行っている
川崎町のレストラン『farmer’s table mano(マーノ)』さん。

「是非とも!お願い」とご相談したところ、快諾いただき、

食事量が調節できるオードブルの調達が実現しました。


食欲が増す彩りも美しく、意外な野菜の組み合わせだったり、味付けも優しく多種多様で、特にお母さん方に大好評。

食べ応えのある自家製ソーセージは、その場で焼いてお好みの焼き目にする等、食材と食そのものの楽しみが存分に味わえる時間となりました。

こうして・・・日没と夜のライトトラップの「GOサイン」を心待ちにする一団でした。

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