NEWS 〈 青葉環境保全 〉からお知らせ
「自然環境調査体験プログラム2026」終了!(その2)
2026/07/16
6月末に開催した「自然環境調査体験プログラム2026」の様子をレポート。
こちらは昆虫班。今年、初めて参加してくれた高校2年生のOさん。
ここ数年、「両生類・爬虫類・哺乳類・鳥班」の申込みが多く、早々と定員(それでも少し超過)となり、第二希望だった昆虫班で活動して下さいました。
今年、河北新報さんが取材に来てくれたのですが、終始、笑顔で活動していたOさんは、インタビューを受け、7/7の朝刊にコメントが掲載されました。
「地道な作業の連続で大変だったけど、自分で種を判別できた時の達成感は格別だった」
昆虫採集の基本、虫捕り網の使い方、網を横に振ったり、すくい取る「スウィーピング」、草や木の葉を叩く「ビーティング」など。
草地で網を使うと実に多くの小さな虫が採集可能で、「あ!」という声が聞こえると一斉に皆が寄っていき、一つの網の中を覗き込んでいました。
調査体験活動に必要な道具は、エコリスさんからお借りしております。(自前のものがある場合は持参OK)
プロが使用するものは網の口径も大きくてネットも非常に細かい、また、ビックリするくらい持ち手が伸びる!樹高が高い木の枝にも届きます。
ネットの細かさや柔らかさは蝶の翅など繊細なものを傷つけないので適しているとか・・・「でも、トンボなど動きが早いものには、軽くて扱い易い、皆が持っている網の方が向いていたりします。持ち物が限られる調査では、目的地の環境を予想しながら道具を選びます。」とエコリスの鈴木さん。
目を凝らしてもちっちゃい粒にしか見えない程の昆虫も丁寧に採集するため「吸虫管(ホースをくわえて息で吸い込み捕獲する道具)」を使い淡々と行う作業を見つめる参加者。
昆虫の姿形によって保管方法も変わります。
大きな翅があるものは擦れたりしないよう三角紙を使ってキレイに包みます。
調査は何かを捕まえるのが目的ではなくて、その場所に”何がいるのか”を確認すること・・・確かに全然、違う意味ですね。
朝イチの全体レクチャーで説明があった前日に仕掛けたトラップで採捕したもの。
プラス自分で採集したもので、午後はそれらの同定作業です。
1年ぶりのエコリス社内。結構、大掛かりなレイアウト変更があったそうで、大部屋に2つの班が収まりました。
手分けして同定作業が開始、「結構、難しいものもあるよ~」という声が聞こえてきました。
この時間は、いつも静かな空気が流れます。
ちょっと手元の図鑑を覗くと・・・ページいっぱいを埋めるほぼ同じ昆虫の姿。
福島大いきものサークルのメンバーTさん。
普段から昆虫に慣れ親しむ彼には、かなりの難題が出されたのか・・・生息分布や地理・自然環境などの情報を確認しつつ答えに近づいていきます。
参加者はそれぞれの専門班で現地調査を行い、確認した種をバインダーの野帳に記入していきます。
その後、エコリスさんが確認・追加などして「確認種リスト」を作成して下さいます。
2026年、昆虫の確認種は「9目 45科 87種」でした。
一晩のトラップ&午前、3時間足らずの調査活動。
おそるべし昆虫の世界。