NEWS 〈 青葉環境保全 〉からお知らせ
「自然環境調査体験プログラム2026」終了!(その5)
2026/08/19
2026年の自然環境調査体験プログラムでは大きな変更点がありました。
魚類・底生動物の調査地を樽水ダム周辺(ダムに流入する増田川)から同じ増田川で市街地へ下ったポイントに変更しました。
6年前の写真を見るとよく分かるのですが、樽水ダムの河川の環境がかなり変わってしまい、確認できる魚種数は年々、減少傾向でした。
2年前くらいから「どうしようか」と悩んでいたところ、エコリスさんが下流の方で良いポイントを見つけて下さり、新ポイントでの活動について宮城県に許可申請を行いました。
新ポイントに下見に行ってみれば、流れもゆるく、活動のための動線もバッチリの好適地!これは期待大だぞ!と喜んだのも束の間・・・
プログラム実施の前日に最終確認に行くと、梅雨の晴れ間にも関わらず、それまでの長引く雨の影響で新ポイントは増水しており、水の流れもはやく、一目で危険であると判断。(梅雨時期は仕方ないことですが)
ですが、これは想定内のこと。残念ではありますが、安全な代替地で採集活動を行うこととなりました。
といった状況で、私と物理的に離れた場所での活動になったため、現場の記録がない・・・
そして、場所はエコリスさんの社屋、午後の同定の時間。
一足先に移動を開始。魚類・底生動物班は比較的、近場での活動だったのですが、樽水ダムからお昼めがけてエコリス社屋へ向かった他の班(植物、両生類・哺乳類・爬虫類・鳥、昆虫)とさほど変わらない時間に慌ただしく到着。
車から荷物や採捕した生きものをせっせと運び出している最中、生きものの数が多かったと嬉しい報告がありました。
この時期ならでは、婚姻色のオイカワ。今年も見ることができました!めっちゃ綺麗~
いつもいたはずの生きものの姿が見られなくなる・・・それは、とても寂しいことですが、同時に環境に変化があるというメッセージでもあります。
何も訴えることなく、環境の変化(おもに劣化)が原因で消えていく種は世界的に増大しています。
日常生活の中でも生きもの達を通じて自然環境の変化を敏感に感じ取れる感性を持ち続けてもらいたいと願います。
観察、計測が続く傍らで、顕微鏡を使って底生動物の”種”まで割り出すための準備を進めています。
底生動物が3種づつ(よーく見ると3体のってます)、容器のフタに乗り、参加者数の分が用意されました。ここから選んで、いざ!
ハンドブックを参照しながら、ピンセットを使って細部までじっくり観察します。
調査活動の様子が紹介できなくて、誠に残念。
参加者に写真がないか聞いてみましたが「魚の写真しかない」(それはそうです)
さて、今回の魚類・底生動物の確認種数は
魚類:4目 5科 14種
底生動物:3門 5綱 14目 28科 30種
エコリスさんに参加者の様子をお尋ねしたところ「皆さん、ガッツがあって、素晴らしい成果となりました」とのこと。
今年は、生きものに慣れている人が多い印象があったので納得。
来年は、新ポイントでの活動が実現すると嬉しいです。
今年を上回る成果があることを期待します!