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松島 四大観 壮観「大高森」
2020/07/16
今年初め、たまたま立ち寄った富山観音堂で、江戸時代に「松島 四大観(しだいかん)」と名付けられた、4つの絶景スポットがあることを知った。
せっかく地元に住んでいるのだから、4つ制覇したいと思い、次は“壮観”「大高森」へ。
「大高森」は東松島市宮戸にあります。
四大観 壮観 大高森
地図をよくよく眺めれば、松島の瑞巌寺や五大堂のあるメジャーな観光地点から、浦戸諸島を超え、ちょうど対岸の位置。
宮戸島のほぼ中央にある山の頂きから、その眺めにあずかれる模様。
展望地への登り口は2か所あり、今回は大高森観光ホテルや遊覧船乗り場の方から登ります。
※写真の『大高森観光ホテル』は、2011年公開の映画「星守る犬」のロケ地でもあります。
宮戸市民センターの複合施設「あおみな」に車を停めて、案内板を確認後、出発。
”麗観”富山の眺望は明治天皇もご覧になられたとありましたが、大高森御登頂碑にも皇族の方々のお名前があり、即位前の昭和天皇の記録も。
石の階段は、なんとなく軽石のようで、しかも滑りにくい気が・・・。
切り通しの表面をみると白っぽいザラザラとした感じの地質のよう。
水平的な距離は稼いでいないのですが、垂直方向には上がっているみたいで、海面が下に遠くに見えます。
山頂への登り口の、もう一つは 奥松島縄文村歴史資料館 からで、ここで合流。
まもなく展望台という付近の階段はなかなかの傾斜と段差です。
人間苦しいと、案内板に書いてある「あと、0.4km」っていう数字。「間違ってない??」と疑う始末。
日頃の運動不足がたたり、山頂付近にたどり着いても、しばらくは息があがって話も出来ない状態。
ところが、疲れが吹き飛ぶような絶景とは、まさにこのこと。
空と海への抜け感が、凄まじいくらい!
松島湾が箱庭のように見えるから「壮観」というそうで。
とはいえ、遠くには蔵王連峰~大東岳~泉ヶ岳~船形連峰~栗駒山まで、ぐるりと見渡せます。
ちょうど西の方向に山々が居並ぶ訳で、夕景はさぞかし美しいことでしょう。
目を移せば、野蒜海岸から石巻市へのビュー。そして、真後ろには太平洋が遥か彼方まで広がります。
しっとりと落ち着いた趣のある”麗観”。
そして、目が覚めるような清々しい気分になれる大パノラマの”壮観”。
残るは”幽観”と”偉観”。
どんなコントラストを見せてくれるのでしょう。