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松島 四大観 偉観「多聞山」

2020/08/27

松島 四大観(まつしま しだいかん) の三か所目。

次の目的地である『多聞山』は七ヶ浜町にあります。

朝食をとるために立ち寄った飲食店は、屋内から海を臨める客席が人気。

天気が良ければ外のテラス席で潮風を感じながら食事をすることができます。

漁港やクルーザーの係留地がすぐ近くにあり、朝から岸壁には海釣りを楽しむ人々がたくさんいらっしゃいました。


 

いざ多聞山に向けて出発すると、すぐそこには県内屈指の海水浴場、そして、サーフィンのメッカ菖蒲田浜が!

道路を走行中、サーフボードを抱えて海側に渡ろうとする人が次々と現れます。

 

さて、多聞山の眺望地への入り口には「多聞山展望広場公園」があり駐車場完備。

多聞山(偉観)【松島四大観】

主要道路からのアクセスの良さもあり、散歩をするお子様連れや、ご近所の方々の憩いの場のようです。




駐車場で車を降りると大きな地図や案内版がありました。

少しだけ登りがありますが、道すがら大きな紫陽花の植え込みが点在しており、その株立ちごとにブルーやピンク系の花を咲かせています。

そのグラデーションがお見事!


そして頂上付近からはガラリと様相が変わり、苔むした杉林の小道を少し下ると・・・

帝釈天の下、仏教世界を東西南北の方角からそれぞれ守護する四天王の多聞天像を安置する『毘沙門堂』がありました。


 


四大観と称される眺めはこのお堂の裏側に広がっているとのこと。

森閑とした雰囲気から一変。海の気配が近づくと・・・

 

ここが 四大観 偉観 の眺め。

眼下に走る馬放水道(代ヶ崎水道)は塩釜港の出入り口となっており、小さな船舶をはじめ観光遊覧船が次々と通過していきます。

はるか遠い洋上にはこちらに向かってくる大型貨物船の姿も見えます。

ここは半島の先端で海に出っ張っており、何だか海上の番人にでもなったかのような気分。


眺める景色はドンっと威風堂々。

眺めている人を目覚ましい気分にさせる・・・なるほど ”偉観”。

写真中央にある大きな島は「馬放島(うまはなししま)」。塩竈神社の神馬が老いたのちに放たれたという。

現在は無人島ですが、大正時代に田んぼを埋めて採種圃を設け、20年の月日をかけた事業が成功。それが、伝統野菜の一つとなった”仙台白菜”。

仙台白菜発祥の島なんですね。(デビュー当時は”松島白菜”と呼ばれていた)

 


駐車場に戻ると別方角の山間から塩釜湾が見えています。

ここであらためて、この四大観を巡る小さな旅は松島湾を3つの方向から見てきたことに気が付いた・・・

ということで残る一つ・・・松島へ出発!!

 

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