AOBA青葉環境保全より良い環境をめざす

NEWS    〈 青葉環境保全 〉からお知らせ

一切経山~魔女の瞳とお天気人間~

2020/10/14

今回は福島県。

東吾妻山、一切経山(いっさいきょうざん)、吾妻小富士が連なる磐梯朝日国立公園へ行って参りました。

磐梯吾妻スカイラインを走行中、今なお火山性ガスが噴出しているため、車の窓を閉めて走行するように注意書きが続くエリアがあります。

標高約1,600mの『浄土平』が今日の拠点。

下の写真、浄土平の有料駐車場エリアに見える建物はレストハウス、ビジターセンター、天文台。

その裏山に噴煙の様子が見て取れます。


いざ、出発。

駐車場の裏手には「浄土平湿原」が広がり、しばし木道での散策が楽しめます。


浄土平という名前のとおり、この景色は、三途の川、賽の河原と呼ばれているよう。


目指すは一切経山。

浄土平の位置からは目的地へと続く稜線しかみることが出来ません。


登山道入り口・・・この日は空からの雨粒には当たらないものの、前日までの影響で道とは言えず、途中で沢登りをしている気分に。

この後、どんどん水量が増していきました。



火山性活動している山とは違って、こちらは低い木々や高山植物が生い茂っています。


しばらくは登りが続きましたが、再びなだらかな酸ケ平へ。ほとんどの方が避難小屋で休憩を取ります。



避難小屋を後にすると、早速、石がゴロゴロと転がる足場になってきました。


見晴台のようなひらけた地点に。


ここでは大休止を取っている方も多くなり、一足先に山頂から降りてきた方々との挨拶が盛んにおこなわれます。

言葉の端々に「見えました?」という確認の言葉が・・・。

そう、登山者の方々は一切経山の山頂から見える”特別な景色”をお目当ての一つにしているのです。

この時点では、上空の太陽光もうっすらと方向が分かる程度。


いよいよ山頂が見えてくる地点。

ほとんど草木は生えていないひたすら広い、荒涼とした景色。


おやっ?霧、雲?が切れてきた・・・。


ここが『一切経山』山頂。標高1948m。


一切経山の標柱の手前には「空気大感謝塔」という珍しい塔があります。


すると、標柱の向こう側から歓声が聞こえてきました。

そして、山頂から見下ろす位置に通称『魔女の瞳』と呼ばれる”五色沼”がその姿を現しました。(いや、逆に見つめられているのか・・・)

蔵王のお釜とは違い、こちらは緑に囲まれた沼。

エメラルドグリーンに縁どられた深い深い紺碧色の美しいコントラスト。

西洋の魔女の瞳、とは初めに名付けた人は天才ですね!


思わず座り込み、見とれている間も、雲が流れては隠れ、また現れるという大自然のショー。

先ほどすれ違った登山者の中には魔女の瞳を見ることが出来なかった方もいた・・・とすると。

実は、今までちょっと思っていた・・・もしや自分はお天気人間(晴れ〇ともいう)ではないか、と。

 

いよいよ分厚い雲に覆われて、魔女の瞳も閉じてしまったところで、下山することに。

登山道を戻ると先ほどは見えなかった”鎌沼”を認めることが出来ました。

鎌沼の方向には姥ケ原、東吾妻山への別ルートが続いています。


下山の途中、老若男女、団体などなどの登り始めた方々と多くすれ違った。

中には半袖Tシャツ姿、しかも通気性のよさそうなメッシュ製スニーカーを履いた外国の方もいらした。

登山道は相変わらずの”沢”状態。

キンキンに冷えた山の水に浸ってザブザブ歩くには山頂まで長い道のりが待っている。

足先から体が冷え切ってしまうと体力も奪われてしまうよ、と心配になってしまう。

くれぐれも事前に登山情報のチェックを!

 

PAGE TOP