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『はやぶさ2』の安全祈願とお守り
2021/01/24
アイキャッチ画像 『©JAXA』
昨年2020年12月。
人類は小惑星探査機「はやぶさ2」からの届け物を手にすることに成功しました。
『©JAXA』
『©JAXA』
JAXAはやぶさ2プロジェクト
人類の叡智と日本の技術をギッチリと詰め込み「はやぶさ2」は2014年12月種子島宇宙センターからロケットで打ち上げられました。
その後、果ての知れない宇宙空間において、あまりにも小さく感じる609kgの機体は、人々の希望と期待を背負って宇宙へと放たれたのです。
そこから、3年半の時間をかけて目標天体の「リュウグウ (C型、地球接近小惑星)」へ到着。
天体の地表サンプルを回収すると、2019年11月にリュウグウを出発。
そして、出発から約一年後の12月6日 日本時間の2:29頃 オーストラリアに「はやぶさ2」から発射された回収カプセルが帰還したという大ニュースには思わず胸が熱くなってしまいました。
ちなみに「はやぶさ2」が地球の大気圏外からオーストラリアに向かってカプセルを発射する難易度の例えとして・・・
「名古屋に置いたリンゴに向かって東京からナイフを投げて、リンゴの狙った部分の皮(厚さ1ミリ)を削ぐくらい」という至難の業。・・・ぜんっぜん想像がつかない。
さて、年末のテレビ番組で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「はやぶさ2プロジェクト」について放映されていた。
コズミック フロント☆NEXT 「はやぶさ2 帰還、そして旅立ち」
その中で、日本が誇るプロジェクトチームの皆さんが揃って『神社』で安全祈願を行い”お守り”を受け取っている場面があり驚きました。
計画段階から思えば、長い長いプロジェクト期間。
最初の計画段階ではミッションを成功に導くための”アイディアが 生まれるよう、生みの苦しみが和らぐよう”に・・・と『安産祈願』のお守り。
「はやぶさ」が宇宙で事故やトラブルに遭遇しないように・・・と『交通安全』
そして、地球にカプセルが届くように・・・と『無事にカエル』
その時々の状況に合わせたお守り。
番組ではそれまで次々と起きる難題と試練に立ち向かうチームの奮闘やリーダー達の苦悩の物語が放映されていたので、まさに”人事を尽くして天命を待つ”といったお守りのくだりに破顔。
膨大なデータの解析や科学的根拠にもとづき結集された技術や緻密なオペレーションシステム・・・それらは全て人間の範疇。
でも、大事な局面の傍らには必ず”お守り”の存在がありました。
その昔から日本では、様々な災難から守っていただけるように神様のご加護にすがり、神様の御霊をうつして携行できる”お守り”を受け取ってきました。
神様の存在を思う時、思わず天空を仰ぐことがありますが、現実には空より高い宇宙空間でのミッション。
神様のご加護は宇宙をも包含するということ。
『©JAXA』
JAXAの皆さん、それはもう沢山の人々が関わり取り組んだミッションの成功、本当におめでとうございます!!
「はやぶさ2」はカプセル発射直後、地球を離れ次のミッションのため、漆黒の宇宙へ旅立って行ったそうです。
また、私達に感動の物語と大きな成果を届けてくれることでしょう。楽しみです!