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東北学院中学校 キャリア学習「職業人インタビュー」
2021/02/22
東北学院中学校2年生の学生さんが、社会人にお話を聞くキャリア学習「職業人インタビュー」という授業でインタビューを受けさせて頂きました。
東北学院中学校・高等学校
この授業は学生さんが、働くことの実際を学び、勤労観を養うことが目的で行われているそう。
また、インタビュー体験を通して、話の聞き方、言葉遣いなどのマナーを身に付けること、事後のまとめ作業を通して、得た情報を効果的に伝える表現の仕方を考えるという、まさに実践型の学習プログラム。
さらに成果として新聞を作り校内で共有を行うとのこと。
(このご時世、初のオンラインインタビュー形式となったそうです)
この企画について学校さんからお声がけを頂いた際に、人選はお任せ頂きましたので、営業マンとして活躍しているAさんを推薦することに。
営業という仕事は会社のいわば動力。
お客様との関わり、社内では車や機器の調整、実際に手足を動かしてもらう現場とのコミュニケーションなどの様々な手腕が必要な仕事です。
まず、学生さんからは共通の質問事項と対象者が勤める会社情報などを調べた上での質問がありました。
質問は、仕事の内容、やりがい、コロナ禍での工夫などなど。
”いわゆる3Kに属される廃棄物の仕事、特にコロナ禍では感染物などの取扱い、処分には細心の注意が必要であること”
自宅に限らず学校生活でも断つことはできない飲み水などの上水施設の管理、そして最もトラブルが起こると困るのは排水施設や下水処理だと説明の上
”安心・安全、衛生的な環境を守るために人の寝静まった深夜や夏場の暑さ、冬の寒さの中、黙々と作業を行う現場の作業の方を思いながら仕事のスケジュールを組んだりしていること”
”仕事が無事に終わってお代金を頂いた時や、仕事を評価して頂き、同じお客様から再度お仕事の依頼を受けた時などが一番やりがいを感じる”
普段Aさんとは同じ職場にいるけれど、傍でそれらの受け答えを聞いていて、その真摯な姿勢に感動を覚えました。
最後の質問は”あなたにとって仕事とはなんですか?”という少し核心的なもの。
Aさん「人生の中で一番大切に思っていることは、家族との時間と自分の趣味。
責任と使命感を持って日々の仕事をすると、自分の時間や家族との時間がさらに楽しくて充実したものになる。
そのために仕事に一生懸命取り組んでいる。」
今は人生100年の長寿時代、ワークライフバランスはとても大事な観点です。
一通り、質問が終わり、やっとお互いに慣れてきた頃、Aさんから学生さんに何か質問はあるか?という流れに・・・
同じ年頃のお子さんを持つAさんは穏やかな笑顔で「将来、何になりたいの?」と逆質問。
「医療の仕事に就きたい」
「服などのカラーコーディネートの仕事がしたい」
「地質に興味があるので関係する仕事があるか調べている」
三者三様の素敵な夢を語る学生さんに思わず目を細めてしまいました。
自己実現のために必要な知識や経験を積んで、是非、夢を叶えて下さい。
それにしても、少子化社会では何だか子供の数や出生率の話ばかりに目が行きがち。
それはあくまで結果の話であり、私達大人が実際にやれることを考えてみると・・・
将来を担う子供達一人一人の”興味や夢”に耳を傾けて社会全体で育てていけるような世の中にしていかなくては!
今後とも、より一層、子供達の豊かで柔軟な感性を刺激できるような活動の場を提供していきたいと身が引き締まる思いに至った次第。
この度の貴重な機会を頂いたことに対して、東北学院中学校2年生の皆さんとお声がけ頂いた先生に深く感謝を申し上げます!
そして、世界にひとつの”Aさん新聞”が届くのを楽しみに待っております!!