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「山形県朝日町」探訪5 ~提言の広場と通りすがりのリンゴ大使~
2020/03/24
探訪シリーズ、いよいよ、結び。
この日起こった2つのハプニングについて。
一つ目は、
早朝、放映されていた山形テレビの長寿番組「提言の広場」という番組に佐藤さんが出演していました。。。
山形県経済同友会が企画・提供する「山形と東北・日本・世界の経済を中心とした社会全般について提言する番組」に招かれ、若手起業家として堂々、お話されておりました。
この写真は、この時、私しか収めることができなかったであろう一枚。
カメラを向けた一瞬のことでしたが、ポーズ完璧!ありがとうございます。
その後、隣のこたつで仕事をするご本人を余所に・・・テレビ画面にリアクションをする私という、変な感じに。
さて、ゲストハウスで我が家の様に過ごし、町内の位置関係も分かり始めた頃・・・名残惜しくも帰路につきました。
松本亭一農舎を後にして間もなく、道路脇にそれまで気がつかなかった「国指定重要文化財 佐竹家」の看板を見つけて停車。
歴史が積もりに積もったような石の階段を上がっていきました。
昨日、お世話になったゲストハウスの前々身「一農舎」(農業を学ぶための私塾)を開講されていた大庄屋「佐竹家」。
どうもお住まいのご様子なのであまり接近はしませんでしたが、今では維持の難しさもあって、めっきり見かけることも少なくなった堅牢な茅葺屋根の大きな構え!
”煙出し”の居住まいも立派!の一言。
時代を経てなお、佐竹家は地元の皆さまから慕われ、尊敬されているそうです。
そして、二つ目のハプニング。
再び、朝日町の出発点となった道の駅「りんごの森」に立ち寄った時のこと。
駐車場で車の中にいたところ・・・
初老の頃とお見受けするにこやかなおじ様が近寄っていらして、外からコツコツと車の窓を叩きます。
「・・・???」
窓を開けると、透明なビニール袋に入った赤と黄色のリンゴを差し出されました。
おじ様、「仙台ナンバーの車だったから~。これ、山形のリンゴ!食べてみて~!
こっちの赤いのは新種で、ほら、小さいんだよ~。忘れないように、どっちも名前書いたからー」
私、「ありがとうございます!・・・生産者の方ですか??」
おじ様、「ううん、通りすがりのリンゴ好きな爺さん。迷惑でなければ食べてねー」
そう言えば、なんとなく、目の端に見えていた。
道の駅から出てくる両手いっぱいにレジ袋を下げた男性の姿。
その後、車のトランクを開けて、手にマジックペンを持っていたのも・・・
「今からどこに向かうのか?」と聞かれ、仙台に帰るところだと伝えると
「自分はこの先の白鷹町なんだけど。いいところだから、今度は足を伸ばしてみて~」
このやりとりに、なんだか、胸がいっぱいになった。
後日、この一件を、佐藤さんに伝えると・・・即答。
「山形県民はみんな地元のプロデューサーなんですよー」
ステキ過ぎる・・・。
朝日町、きっとまた行くだろうな。
リンゴは香り高く甘さが濃密で間違いなく絶品だったし、行っていない名所がまだまだあるし。
今回は、これにて!