安全管理・環境活動トピックス 〈 青葉環境保全 〉からに関する最新情報
2020/11/05
令和2年度 環境セミナーに参加しました
秋の深まりを感じ始めた10月27日(火)仙台銀行ホール イズミティ21で開催された公益財団法人宮城県環境事業公社様主催の「令和2年度 環境セミナー」へ行って参りました。
「環境セミナーは、環境を取り巻く諸問題(地球環境資源、エネルギー、脱炭素社会)や廃棄物に関する問題(法律、リサイクル、不法投棄、廃棄物ビジネス等)をテーマとして、国、地方自治体、企業などから講師を招き、廃棄物の排出事業者や処理業者等を対象として学ぶ機会を提案しています。」(公益財団法人宮城県環境事業公社 HPより)
今回は学術機関として廃棄物処分をご専門とされ、全国各地の廃棄物処理場や廃棄物関連の行政にも詳しい大学の先生と宮城県でもおなじみの企業から独自のSDGs活動についてご紹介がありました。
演題1:「分別・リサイクルの良さとごみ処理の安全・安心」
講師: 北海道大学 大学院 工学研究院 環境創生工学部門
廃棄物処分工学研究室 特任教授 松 藤 敏 彦 氏
北海道大学の松藤先生のお話では、リサイクルプロセスのほんの一部分だけを取り上げて良し悪しを判断するのではなく、全体プロセスから見る視点と「廃棄物」の利用価値をより良い資源として、そして、排出する我々が金銭的な面においても高価値を生むものという意識を持つことの重要性。
そして、いずれどこでも問題となっていくであろう廃棄物の最終処分の立地や処分プロセスにおいても、目先の利権、感情論だけで議論するのではなく、科学的、医学的な根拠にもとづき判断する冷静さを廃棄物業界に関わる方以外の住民をはじめとする社会全体に浸透させていく必要であるというお話がありました。
演題2:「リコーインダストリーのSDGsの取り組みについて」
講師:リコーインダストリー 株式会社 経営管理本部 経営サポートセンター
人材統括室 総務G スペシャリスト 佐 々 木 宏 和 氏
リコーインダストリー株式会社の佐々木さんのお話では、社員に自分の通常業務がSDGs17の目標に必ずつながっていることを伝え⇒SDGsについての理解を深めるための勉強の機会を設ける、だけではなく、、個人目標を設定している。
さらに個人目標を会社に”出しっぱなし”にせず、社員証の裏側に差し込んで携行できるようにカードサイズにすることで、日常的に意識、定着させるための工夫をお話頂きました。これならすぐにでも出来そうなアイディアですね。