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開催御礼!「いきもの観察キャンプinみちのく公園」~2日目散策・観察~

2023/09/09


「いきもの観察キャンプinみちのく公園」2日目です。(今回は長いですよ~)


朝のオリエンテーションには元気いっぱいの様子で皆さんが集まって下さいました。

いつもいつもお世話になっている株式会社エコリスの藤岡社長からご挨拶をいただきました。

少しでも”いきもの”のことを知って、名前をおぼえて、他の場所でも見つけてほしい。

今日のスケジュールを確認して、集合写真をパチリ。
今日は一斉に里山地区を散策します!


人数が多いので、エコリスの皆さんはところどころに入っていただき、説明や質問を受けながら、細い林道は一列で進みます。


昆虫を見つけたり・・・


(動画では、大きな歓声に包まれている様子が)


小型哺乳類のトラップでは、大きな可愛いアカネズミに出会えました。


好きな”いきもの”がいたのかな?


トンボを持って、この笑顔!!


参加者の皆さん、とても楽しそう。


池には入れなかったけど、やはり水辺は楽しいフィールドです。


散策活動の終盤は、木道のついた湿地帯へ。


ここでは”ガサガサ”に夢中です。


見たい時に都合よく姿を現さないのが自然の”いきもの”

実は・・・少しでも多くの”いきもの”に会ってほしいと、散策活動に同行する方とは別チームのエコリスの皆さんが、事前に採集、捕獲活動をして下さっていました。


こちらで一緒に活動していたのが、高校生のお2人。

ここ3年実施している「自然環境調査体験プログラム」など、AOBAプログラムに複数回参加してくれた学生さんです。

二人とも進路を考える時期に、専門的な知識を持ってお仕事をするエコリスさんに出会いました。

将来、生き物や自然環境に関わる仕事に就きたいと思っているそうです。


この日、少しだけ曇り空。

”いきもの”達にも負担をかけないよう、散策活動のゴール地点に、観察ブースが開設されました。



 


昨日から関心しているけど、お子さん達は”いきもの”との触れ合いに慣れてますね。


昨夜は昆虫が中心でしたらが、今日は水生生物がたくさん!


さて、元気に小野分校へ戻り、少し遅めのランチタイム。

レトルトやインスタントのご用意でしたが、ご希望の方に、溶けるチーズをバーナーで炙るトッピングをさせていただきました。漂ういい匂いに食欲も増しますね。


お昼が終わり、午後の準備が整うと、項目ごとに数種類づつ”いきもの”の説明がありました。


自分が捕まえたものを見せてくれたお子さんも!


このプログラムのために、事前に活動地域の下見をしてくれたエコリスさんが、里山地区用の”みつけたシート”を2種類作成してくれました。

未就学のお子さんは大まかに植物や動物を見つけたり、痕跡を見た時はシールを貼っていくタイプ。

聞き取って字を書くことができる年齢層のお子さんには、正しい名前や聞いたこと、分かったことを書き込めるタイプ。


このシートデータを送っていただいた時は、そのクオリティの高さ、年齢に応じて楽しさや興味が倍増する工夫が行き届いている内容に、私が大興奮してしまいました。

世界に一つだけの素敵なシートを本当にありがとうございます!


前日に仕掛けた自動撮影カメラの様子をプロジェクターを使って確認。


2地点ともにタヌキが映っていました!

タヌキは、動物園やテレビで見たことがある動物かもしれません。

でも、昨日、実際に出かけてカメラを設置した場所に、自分たちが寝静まった頃、現れる姿は、すぐ近くに生きる”いきもの”として、全く別の感覚を呼び覚まします。

(設置するエコリスさんの姿が映ると挙がった「哺乳類だ!」の声に沸く場面も)


「何か見つけた人~」という呼びかけにリスがかじった木の実(その跡が特徴的なので通称”エビフライ”)を見せてくれました。


その後、エコリスさんによって、密かに?捕獲されていた”いきもの”が手に手に渡り、思い思いに見たり、撮影したり。


午前中は外歩きで疲れていたと思いますが、小野分校では、じっくり座ってお話を聞くことができました。

”いきもの”を見つけたり、観察したり、触れ合ったり、説明を聞いて、自分でまとめたりと、2日間のプログラムを終えることができました。

ご参加の皆さま、エコリスの皆さま、みちのく公園スタッフの皆さま、誠にありがとうございました。

まだまだ残暑厳しい中、本当にお疲れ様でした!

 

後日、参加者の方から感想のメールをいただきました。

・虫好きの人ばかりが集まっていて、子どもたちにとって幸せな時間でした。将来、生き物博士になりたいと今の時点では思っている子どもにとってとてもいい体験となりました。

・専門的な知識を持つ先生方と里山を散策しながら虫に限らず多様な生物についての知識を教えていただけるのはまたとない機会でした。

・限られた大人に囲まれて過ごすことが多い現代の子どもにとって、色んな人々と一緒に過ごすことができる機会は貴重。

また、イベント全体の運営について、短い時間であっても大人の行動を見て学ぶ子供達に対する”環境教育”という視点の強化や改善点のご提案もいただきました。

このように”環境保全”について意識の高い参加者の方と出会う機会に恵まれたことは、幸せなことだと感じております。

当日を楽しみにして下さり、それぞれに期待を持ってご参加いただいた皆さんと色んな思いをもった多くの方の力をお借りして、無事に終了できたことに、心から感謝申し上げます。

一つでも何か学びがあり、楽しい記憶とともに心に残る時間となれば幸いです。

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