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【参加御礼】「Wood festa」in東北ボーリング開催しました!

2023/11/18


11月11日(土) 青空がのぞくものの、なかなかの北風が吹きつける朝、でも、何とか午前中は雨を免れそう!


今日は若林区の新しい工業団地に移転した東北ボーリング株式会社が、今年、竣工した『木造建築+ZEB(Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略』の新社屋を会場とした第1回「Wood festa」が開催されます。


このお祭りは”木・木工”がテーマで、宮城県が進める「木育」事業の一環。

県内産の木材で建てられた社屋建設プロジェクトで森林循環の大切さや木造建築物、伝統工法の素晴らしさなど、“木”の良さを知る東北ボーリングの皆さんが、さらに一般の皆さんに、その良さを伝えるためのイベントです。

AOBAは大学、民間や就労施設、職人さんを繋げるコーディネート業務として、全体企画を担当させていただきました。


開始時間にオープニングイベントを行った後、午前中は主に木工に挑戦する時間として、大人も子どもも楽しめるワークショップをいくつか用意いたしました。


まずは、”木の音を楽しむ”ための”カホン”作り。

”カホン”はスペイン語で「箱」という意味。ペルー発祥の打楽器でアフリカから来た人々が木箱やタンスの引き出しなどを楽器代わりに叩いたことが始まりとか。


講師は、石巻にあるカホン工房である「Arco percussion(アルコパーカッション)」から青沼さんをお招きしました。


そして、”木を普段使いする”ための時計作り。

県内、登米産の木材を複数種類取り揃えていただき、白木~濃い茶の色調や丸と四角の形、木の節を生かして加工したもの、木目の出方など、自分の好みのものを選んでもらいます。(不思議なもので、人それぞれ、しっかりと好みが分かれるものです)


自然木を生かした時計作りのプログラムを提案してくださり、講師をお勤めいただいたのは、東北工業大学 技術支援センター 木工場の齋藤さん。

そして、木工を専攻する学生さんお二人がお手伝いに来て下さりました。


道具に愛着が生まれる生活を提案する目的もあり、基本設計は一緒ですが、時計の文字盤は色んなモチーフを使って、自分でデザインします。

木を動物や植物型にくり抜いたもの、お料理や漢方でもお馴染みの”八角”もありますね!


木工用の接着剤はやり直しがきかないため、少し緊張している様子でしたが、デザインを考える時間はとても楽しそうでした。


八角の登場は最初、驚いたけれど、シックな色も形も洒落ていて木との相性が抜群。


最後に時計の機械をはめ込み、完成したオリジナルの時計はどれもこれも力作。


さっそく、今日から各家庭で可愛がって下さい!


さて!今日のWoodfestaの入場料にはランチ代が含まれております。

木造であるがゆえ火気厳禁の会場に「ポッケの森」からキッチンカーが出張して下さいました。

お弁当や食堂、学校給食の事業も展開する最強のポッケさん。

大人には懐かしい~まろやかな給食カレーを作って頂きました。


まさに秋の収穫時期!自然の恵みと農家さんへの感謝を込めて、食材調達にもこだわってみました。

カレーの野菜は秋保の就労支援施設「芽ぶき」さんの有機野菜を使用。

そして、お米はAOBAの関連会社である株式会社公害処理センターの方のご実家である栗原産と関係者の柴田町産、収穫したばかりの新米をご寄付いただきました。


十分過ぎる量があり、カレーはおかわりも大盛りもご自由に!のランチタイム。

急に冷え込んだ陽気に淹れたてのホットコーヒーが嬉しく、ポッケさん自慢の焼き菓子(マドレーヌ、クッキー、フルーツのケーキ、シフォンケーキ)は、おやつにお土産にと好評でした。


さてさて、お祭りには遊びも不可欠。”木(木工玩具)に触れ・遊び”ましょう!

その名も、「独楽侍(こまざむらい)」さん率いる「昔あそびプラス」という独楽とけん玉愛好団体の皆さんにお越しいただきました。


伝統工芸士が作製した独楽、変わり独楽の紹介ブースの設置、そして、貸し出し用の独楽やけん玉をご用意いただき、初級~上級者向けの多彩な遊びを教えてくれます。


昔あそびプラスのメンバーは、市内の色んなイベントに出演されており、そこで”ちびっ子パフォーマー”も活躍しているそう。

何がどうなって、最後にけん玉本体のお皿に乗るのか、はたまた、剣先に刺さるのか・・・動画で見ても理解不能な技が次々と披露され、歓声に包まれました。


昔あそびプラスの来場を楽しみに来たという”腕に覚えのある”来場者の方との即興演技もすごかったです。


独楽は昔から「1人で回る」という縁起物だそうで、東北ボーリングさんの益々の繁栄、それを支える中堅社員さんのご活躍を祈念して、”回る独楽”を3人が持つスプーンに次々と移していく技も大成功でした。


Wood festaの締めくくりは生ライブです。

と、その前に・・・乾燥時間も終わり、作ったばかりの”カホン”の登場。

青沼さんから演奏方法を教えてもらいます。

カホンは打面の位置や叩き方で、高音、低音など多彩な音を奏でることができます。


社屋のエントランスは高い吹き抜けがあり、ライブがはじまると、木が奏でる音と建材となった木の共鳴が清々しい。


東北ボーリングの社員さんも所属する「ハッチポッチジャグバンド」の皆さんのライブ、最後の2曲は会場全体で合奏できるように、誰もが知っている曲にしていただきました。

カホン隊、そして、全員にけん玉をお渡しすると、本体と玉をぶつけてカチカチというリズムが響き渡ります。

圧巻だったのは、昔あそびプラスのちびっ子達で、けん玉を操り、お皿2枚を使って軽妙にリズムを刻みました!


ジャグバンドというジャンルでは、”ウオッシュボード”という洗濯板に鳴り物をカスタムした珍しい楽器が含まれることが特徴。


そうそう、東北工業大学木工専攻の優秀な学生さんは、自作のウクレレを持って来て下さいました。(ご自身は演奏できないそうです 笑)


集合写真を撮るのをすっかり忘れており・・・

お帰りになられた方もいらっしゃいますが、スタッフ、講師・出演者などをメインにパチリ。

ちなみに撮影時、独楽侍さんの独楽は回っております!

こうして、第1回Woodfestaは盛会のうちに幕を閉じました。

常日頃から、”木”に纏わる方々から、木工や遊びの楽しさを教えてもらい、木にたくさん触れた一日、いかがでしたでしょうか?


そして。。。祭りの後、静かになった会場で行われたのは、けん玉検定。

独楽侍さんは検定の判定員の資格をお持ちとのことで。

「顔を合わせるたびに検定を受けている」という昔あそびプラスのメンバーや今日の来場者の方の演技を判定ルールに則ってジャッジするという珍場面に立ち会うことができました。

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