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【御礼】『虫とアートの世界 ~昆虫奇譚 虫とアートと標本と~』その2

2023/12/09


12/2(土)『虫とアートの世界 ~昆虫奇譚 虫とアートと標本と~』開場時間の10時。

同日、会場のスリーエム仙台市科学館の方でも「昆虫標本展」が初日を迎えており、そちらに来場されたご家族連れが、下の階の我々の会場へも続々と訪れて下さいました。


会場の各ゾーンには、万遍なく、様々な楽しみ方で作品をみれおられる来場者の姿が見られました。

かがんでじっくりと彫刻を鑑賞する女の子・・・


作家さんにサインを求める姿や、


写真撮影がOKな展示品にカメラを向ける姿など!

午後のトークイベント参加者の方の中には、早い時間からお越しになり、じっくりと作品を見たり、作家さんとお話しされる方が多かったのですが、

その中でも、お子さん達がとても虫に詳しかった!!


この夏に甲虫図鑑を出された福井さんのところには、昆虫ブリーダーを専攻する専門学校生が集まり、長時間の昆虫談義。


以前、仙台市「たまきさんサロン」の生物の写真撮影講座で講師をされた熊谷さんも来て下さり、写真を前に法師人さんとお話しに花が咲いている模様。


さて、いよいよ、午後のトークイベントがはじまりました。


全体進行、トークショーのファシリテーターをお勤めいただいたのは、地域振興サポート会社「まよひが企画」代表の佐藤恒平さん。

山形県にある東北芸術工科大学のご出身です。

日頃から地域振興、地域デザイン、まちづくりの活動で、講師として全国各地にひっぱりだこですが、ここ数年、探究学習プログラムの提案など学校としっかりタッグを組み、教育分野にも精力的でいらっしゃいます。

全体進行も素晴らしかったのですが、事前に作家さん達と丁寧なコミュニケーションを取って下さり、トークイベントを盛り上げて下さいました。


開会にあたり、主催の仙台市環境局環境共生課長の金久保さんより、ご挨拶がありました。


このイベントの打ち合わせの際に、
ファシリテーターの佐藤恒平さんから「トークイベントをするのであれば、作品を見ないとはじまらないので、ギャラリーツアーをするのはどうでしょう?」というご提案がありました。

作家さん、参加の方も作品を前に、自己紹介や作品づくりについて、10分程度のお話しを聞くという趣向は、会場の広さを活かすことにもなるので、名案!と膝を打った次第。

トークイベントは、70名程の参加者の方がいらっしゃいましたが、トークがはじまると前列の皆さんが何も言わずに一斉にしゃがんで下さり、驚きとともに、その心遣いが有難くて感謝の気持ちでいっぱいになりました。


作家さんがご自分の作品について語るのは、お嫌ではないかな?と思ったりしましたが、イベントの趣旨も汲んで下さり、皆さん、快くお受け下さいました。

スタートは、佐藤 正和 重孝さんの「彫刻ゾーン」

上の写真は、お持ちいただいた作品の中で一番、大型のもの。

「Megasoma mars(メガソママルス)のトルソ」
黒御影石、樟、色漆、モルタル / 35×48×h50cm+台座26.5×h13cm


佐藤さんの彫刻ゾーンが終わり、次の「絵画・標本ゾーン」で株式会社インセクエストのお二人へバトンタッチ。


代表の前田 健さんから自己紹介、事業紹介、展示している一部の標本について説明がありました。


続いて、標本商といて働きながら、画家として活動されている櫻田 馨子さんの作品についてお話しがありました。


次は「標本・写真ゾーン」へ移動。

福井 敬貴さんは、昆虫の研究者からも制作依頼が多い人気の昆虫標本作家。

そして、このイベントの広報物には掲載されていないサプライズゲスト。

TV出演などご活躍中の昆虫写真家である、法師人 響さんが飛び入り参加です。


この度は、友情出演ということで、お二人が共著で参加された図鑑のお話もしていただきました。


各ゾーンでは、専門誌での特集記事や寄稿文などの著作物、また、ここ数年の間、人気ファッション誌でも虫のアート性について特集されることが多かったので、それら掲載誌を含めて、ご紹介するスペースを設けておりました。

一般向けに販売があるのか?というご質問を受けましたが、専門誌はもちろん、一部、人気が高く売り切れとなったバックナンバー以外は、インターネットで購入が可能です。

さて、3つのゾーンを移動しながら、約40分程度でギャラリーツアーは終了。

トークイベントは、来場者の皆さまに、あらためて椅子に腰かけていただき、後半のトークショーへと続きます。

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