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こころのふるさと遠野【その1】~SL銀河とオトラサマ~

2020/08/17

久しぶりに岩手県に足を延ばし、立ち寄った陸前高田で少し早めの昼食(絶品!の海産物)をお腹に収め、海側から山間を縫って遠野市を目指します。


 

 

 

 

 

 

進行方向、つかず離れず沿うような ”気仙川” は、折りしもアユ漁の解禁時期。

進めど進めど河川には竿を操る釣り人の姿が絶えることはありませんでした。

 

次第に景色が牧歌的な様相に変わると、”永遠の日本のふるさと” 遠野の里。

いにしえから馬の産地として歴史がある岩手県。”南部馬”はその姿形・優秀さで日本国中から垂涎の的だったと伝わります。

大きな造りの住宅が里山に点在しており、その多くは現代風に改修されているようですが・・・

馬と人との生活距離が近い ”南部曲り屋”  特有の面影が色濃く見て取れます。

 

市内中心部 ”遠野駅” 直近の踏切りを通過する際に、ホームから厳めしい黒い顔をこちらに向けている機関車を発見!

カメラをひったくり駅舎へ急ぐと、まさに『SL銀河』花巻行の列車が停車中。

乗車する人も、しない人も、ホームや構外から盛んにレンズを向けていました。

それを知ってか・・・得意気にひときわ大きな黒煙を放ってみせる機関車!



 

さて、遠野市を訪れるのは2度目。

今回の目的地だったのがこちら 『遠野郷八幡宮』

文武の神・勝負事の神様、そして、柳田国男の『遠野物語』110話の”ゴンゲンサマ”が祀られています。

”殊に火伏せに霊験有り”と伝わるゴンゲンサマは、年に一回、奉納される八幡神楽のゴンゲン舞で拝することができるとか。


お社に向かう参道の途中、急に左右に ”なが~く” ひらけており、思わず立ち止まると・・・

なんと流鏑馬の馬場! 遠野南部流鏑馬(遠野市指定民俗文化財)

近くには、馬魂碑・鳥獣慰霊碑もありました。



 

お参りを済ませて参道を戻ると、そこには、もう一つの神社『猫神社』が鎮座。

御祭神は”オトラサマ”。御神徳は 縁結び・愛猫 健康長寿。

遠野郷八幡宮 猫神社

”オトラサマ”は実在したキジトラ猫で名は「オトラ」(幼名・トラキチ)

在りし日は  ”社務(しゃむ)猫” として、毎朝夕の参拝を欠くことなく、参拝者の参道の先達など献身的な姿がマスコミに取り上げられたそう。

一目見ようと各地から参拝者が訪れ、写真集も発売されるほどの人気を博したとか。

平成25年秋に八幡山へと消えた・・・とあり、その後もオトラを偲び訪れる方も多く社務猫としての功績も讃えてお祀りされているとのこと。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(上記写真は 遠野郷八幡宮 猫神社 より)

猫神社に我が家の愛猫の健康長寿をお願いし、御朱印も頂戴しました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『遠野郷八幡宮』の御朱印は私にとって、ことさら特別なもの。

一目実物を見ようと訪れた理由については、ちょっと長くなりそうなので

次回に・・・

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